人生の逆風の中で見つけた希望の風を、小説、エッセイ、童話、詩などで表現していきます。

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日々の風から 隅田川を吾妻橋で往復
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隅田川の東岸に立つ我が町、墨田区の庁舎前。

母の介護認定更新に

久しぶりに区役所へ行きました。母の介護認定の更新手続きのためです。今の等級は半年ごとに見直していくのだそうです。
区役所は区内にあるのは当然ですが、交通では、一度お隣の区へ出てから戻る形を取ります。東武電車で浅草に出て、両区の境を流れる隅田川に架かる吾妻橋を渡るのです。もちろん他にも行き方はあるのですが、これがいちばん便利です。でも、わざわざ他の区を通のは妙な気がします。

浅草は近ごろ遠くなりました。浅草と渋谷を結ぶ地下鉄銀座線は幼いときから使ってきました。ところが最近半蔵門線が東は東武鉄道、西は田園都市線と相互乗り入れしたので、浅草で乗り換えせず渋谷も通らずに西へ西へと行けるのです。そのため、浅草に寄ることが少なくなりました。

隅田川を眺めながら紅く塗られた吾妻橋を行き来していると、郷愁のような非日常の情感がこみ上げてきて、我ながら驚きました。あわただしく、区役所へ事務的な手続きをしに行く変哲もない道すがらなのにです。

隅田川は満々と水を張って、両側を取り囲むビル群など物ともせず、悠々と生き生きと流れていました。かもめでしょうか、大きく羽を広げて大空から水面へ、水面から大空へと飛翔していました。ほっと胸のすく思いでした。
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日々の風から 走り回る師走を反省
師走だから忙しいのは当然、ましてクリスチャンはクリスマスの諸行事があるのでもっともっと多忙、師走とは《クリスチャン走る月》としたり顔で言い換えていましたが、今朝はそれでいいのかと、心の奥までのぞき込まれるようなメッセージに会いました。

最近デボーションで使っている『エマオの途上で』の一文です。
「クリスマスの時期が近づいています。キリスト降誕を祝うために私たちの心を整える時です。私たちはせわしく心騒がせ、準備のできないままでクリスマスを迎えてはなりません。

クリスマスに向けた数週間は大切な霊的備えの時です。あらゆる諸行事のただ中にあって、神を待ち望むという霊的な飢え渇きを大切にしながら、心して神を待ち望みましょう。

アドベントは人生の優先順位がどのようになっているのか格別な注意を払うべき時です。クリスマス・プレゼントを買うこと、家族でともに過ごすこと、教会のクリスマス行事も大切です。しかしクリスチャンにとってこの期間の最優先事項は、私たちとともに住むために天より降って来られたインマヌエルであられるイエス・キリストとの交わりです」


心を見透かされたような気がして粛然としました。
《この時期の最優先事項は、イエス・キリストとの交わりです》

その通りです。年末までに、ひとつやふたつやり残すことがあっても気にしない…
イエスさまとの交わりを最優先事項にしなくてはと恥じ入りました。


イエス様のお声が聞こえてくるようです。
『マルタ、マルタ、あなたは、いろいろなことを心配して気を使っています。しかし、どうしても必要なことはわずかです。いや、一つだけです』ルカ10章41節
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日々の風から 今朝は二子玉川のT教会へ奉仕に
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昨日の雨があって早朝からすっきりと青い空です。今朝は懇意にさせていただいているT教会の礼拝奉仕のために二子玉川まで出かけました。同じ東京都内ですが、東の端から西の端へ行くことになります。東は江戸川を渡れば千葉県、西は多摩川渡れば神奈川県です。かつてはJRの渋谷から私鉄に乗り換えるのですが、今はいくつかの私鉄が相互乗り入れをしているので、自宅近くの駅から一本ですみます。便利で楽になりました。

この日、教会のF先生は同じ群れの教会へ出張でしたので私が依頼されたわけです。
今日から教会暦は降誕節第2週目に入ります。クリスマスシーズンですから、イエスさまの母として選ばれたマリヤを取り上げて、聖書から教えられた神様のメッセージをお伝えしました。

今日ばかりは母を一人にしましたので大急ぎで帰宅しました。昼の食事と、3時のおやつまで用意しましたが、母は元気にしていました。やれやれほっとしました。

電車を降りて所属教会の前を通って我が家なのですが、教会にはまだ兄姉たちの姿が見えましたので、急いで出かけて行き、24日のクリスマス祝会の打ち合わせの中に入りました。
12月は《クリスチャン走る月》です。教会の仲間たちは元気いっぱいで、奉仕のスピリットにあふれており、アイデアを出し合って分担を決めました。微力でも一翼を担えるのは感謝です。


『ほんとうに、私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおりこの身になりますように』ルカ1章38節


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日々の風から 今日は教会婦人会クリスマス
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9日のアドベントカレンダー


今日は婦人会のクリスマスでした。我が教会ではトップバッターです。12月は女性たちは日に日に多忙になるので、なるべく早めにお祝いしたいとの理由からです。
礼拝の後の祝会は持ち寄り形式です。それぞれ思い思いにお料理を持ち寄り、一同に並べて会食となります。

今年は、秋田から新米をいただきましたので、手巻き寿司をしました。女性ばかりだからでしょうか、たいへんうまくいきました。私は毎年の定番で、いちごのクリスマスデコレーションケーキをふたつ作りました。
昨日の午後からスポンジを焼き、今日は午前中にデコレーションをしました。ちょうど粒のそろったいちごの出回る時期ですから、シンプルにいちごだけでまとめました。

聖誕劇も無事に上演できました。シナリオは何とか間に合いました。
でも、練習などはありません。全くのぶっつけ本番です。時々台本を見ながらですが、みなさんたいした役者で、堂々と演じました。適当に笑いも取って、拍手喝采でした。それもそのはず、マリヤは78歳の姉妹ですが、50年も保育園で聖誕劇を指導してこられたベテラン保育士でした。ヨセフもかつて保育園や教会学校で活躍した姉妹です。劇の最後は《きよしこの夜》をアルトとソプラノで合唱となりました。

冷たい雨が降りしきった一日でしたが、明日はお天気とのこと。キャンドルを2本ともして、待降節は2週目に入ります。


『あなたはみごもって、男の子を産みます。名をイエスとつけなさい。
その子はすぐれた者となり、いと高き方の子と呼ばれます』ルカ1章31節






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日々の風から 引き籠りの一日
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6日のアドベントカレンダーポケット

引き籠もりの一日

12月から母は毎週水曜日にデイサービスに行くことになりました。できるかどうかは未知ですが、ケアマネさんのご指導に従うことにしました。すでに数回こなしており、受け入れ側も母の方も問題がないようですので、続けられるだけ続けることにしました。イベントにも参加するようになりました。一安心です。

母をお迎えのバスに乗せて送り出してしまえば、多少時間のゆとりができるかと予想していたのですが、今のところそうでもないのです。まず母の部屋の掃除から始まって寝具の大洗濯になります。全部すんで、お買い物にでもと思ったのですが、このところ抱えている仕事を進めなければと、自室に籠もることにしました。
まず、今度の日曜日発行の教会ニュースの編集が追い込みです。聖書学院の同窓会ニュースの原稿を明日までに提出せねばなりません。そのうえ、土曜日の婦人クリスマス会で聖誕劇をしたいから簡単な台本を書いてと、担当者から急に依頼が来ました。こんなに押し迫ってからどうしてと言いたいところですが、バザーに追われてそれどころではなかったのです。それもよくわかります。バザーでいちばん働いたのは婦人会の姉妹たちです。

土曜日を目前にして、あれこれ考えた末、みんなで寸劇をしてみたくなったとのこと。降誕劇は聖書のお馴染みの場面をそのまま劇にすればいいので、幼稚園児でもやれます。とは言え、多少色を付けねばなりません。というわけで、母のお昼の支度がないぶん、時間を気にせず専念しました。

チャイムの音で気がつけばもうS君の帰宅です。水曜なので4時間と給食だけ。一週間でいちばん早く帰れる日です。長女は奉仕教会の祈祷会へ出かけています。
2時半からは私のミニ学習塾の時間です。S君も塾生のひとり。今日は30分早く始めたいというので、階下の勉強室へ移動です。最後のR君が帰ったのが5時半。その間に母が無事に帰ってきました。


師走の一日があっという間に過ぎて、朝、生ゴミを収集場所へ出しに行った以外は一歩も外出しませんでした。それなりに充実していたのですが、これでは運動不足です。
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季節の風から 4日のアドベントカレンダーポケット
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日々の風から 母の主治医は私にも主治医


昨日午後、母は2週間に一度の往診日でした。母は上肢から腰にかけて時々痛みを訴えますが、その他は変わりなくまずまずの体調です。先生は母のベッド近くに寄り、大きくゆっくりした口調で、どうですかと声をかけます。今日は一日中目を閉じて眠っていた母ですが、先生を見ると起きあがって挨拶をしました。

いつものように聴診器で診察し、血圧測定をし、顔色や物腰から判断するのか、お変わりないようですねと所見を述べられました。そのあと、役所から通知がきていましたので、インフルエンザの予防注射をお願いしました。

私も近いうちに接種しようと思っていたので、していただけますかとお願いしますと、二つ返事で応じてくださいました。その際、服用中の薬や治療中の病名を話す羽目になりました。すると先生は身を乗り出すようにいろいろ質問し、御自分の見解をくわしく述べられました。伺いなながら、ふと、母の主治医ではなかったのかしらと、ちょっとおかしくなりました。

大病院は3時間待って診察時間は3分とよく聞きますが、こうして家々をまわってくださる医師は時間を気にせず、ジックリと話し聞き、答えてくださいます。先生がいわゆる名医かどうかよく存じませんが、少なくとも受診者とのていねいな会話はどんな治療や妙薬より必要なことだと思ったことです。
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日々の風から アドベント(待降節)第1週の教会
教会暦では今日からアドベントに入ります。アドベントとはアドベンチャー(冒険)からきており、神様が人類救済のために大きな冒険をされたことに由来します。神様の大きな冒険とはいわずもがな、愛する独り子イエス・キリストをこの世に送られたことです。

会堂の講壇の脇に真っ赤なキャンドルが点火されました。今週はまず1本です。毎週1本ずつ増えて、クリスマス当日は4本がともされることになります。

今日の説教題は『主の通られる道をまっすぐに』。
聖書はマルコの福音書1章1節〜8節。
説教をまとめます。
イエスさまが宣教活動を開始する少し前に、バプテスマのヨハネが、荒野に現われて、人々に悔い改めを勧め、バプテスマを授けていました。
今、イエス・キリストを心にお迎えするためには、心の荒野の道ならしをする必要があります。自分自身の内側をよくよく見つめて、不要なもの、汚れたものを取り除くことです。
自分に正直に、真実に、誠実になって、主よ、来たりませと、お迎えしましょう。

午後は、クリスマス礼拝に向けて聖歌隊の練習があり、先週のバザーの残品を販売し、バザーの感謝と感想の会をし、続いて役員会でした。
クリスマスの行事のトップバッターは婦人会のクリスマスで、この土曜日です。また、ケーキを焼く予定にしています。

悪い風邪が流行りだしたようです。努めて気をつけて、体調を崩さないようにしなければなりません。24日のクリスマス礼拝と夜の燭火礼拝まで、教会はフル回転です。


待降のみことば イザヤ7章14節
『それゆえ、主みずから、あなたがたに一つのしるしを与えられる。見よ。処女がみごもっている。そして男の子を産み、その名を『インマヌエル』と名づける』
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日々の風から 今時の若者は…
午後から所用で出かけました。帰途、最寄りのJRに着いたのが4時過ぎていました。夕飯のお買い物をしてしまおうと駅ビルへ急ぎました。でも、まず娘に連絡を入れて、母の様子を聞いてからにしようとバッグに手を入れて携帯を取り出そうとしました。

ないのです。思い出すと、入れた記憶がありません。忘れてしまったのです。
そうなんです、久しぶりに無携帯だったのです。

公衆電話や電話ボックスはめったに見つかりません。それでも、近くにあったので駆けよりました。人がいます。若い女の子、ああ、これはまずい、長電話に決まっている。
でも、あえて、おばさんの心臓で近くに寄りますと、私を見たようでした。しかし終わる気配はなく、うるさいと思ったのか、くるりと私に背を向けました。
こまったなあ、どのくらいかかるのだろう、他を探そうか。
いやいや、まだ1分も経っていない。がまん、がまん。


思ったよりずっと早く女の子は受話器をかけて出てきました。
どうぞと言って、ドアを大きく開けてくれました。私を気にして切り上げたようなのです。すっかりうれしくなり、苦々しく思ったことを反省しながら、すかさずありがとうとお礼を言いました。女の子も笑顔を返してくれました。

娘たちもこれから外出とのこと。はやく帰らなければと、気が気ではありません。簡単に買い物を済ませてバス停へいそぎました。と、若い女性が駆けよってきて、これ、落しませんでしたかと、見せたのはなんと私のマフラーです。びっくりしました。
えっ?今見ていたら、落ちたので…。まあ、ありがとう、ありがとう。私は半分叫び声でした。

女性が戻っていく先を見ると、スタバに入っていき、通路側のカウンターに掛けました。私は思わず精一杯の笑顔でお辞儀をしますと、お隣りのお友だちらしき女性と二人で笑顔を返してくれました。電話ボックスの女の子と同様に爽やかな女性でした。

今時の若者たちときたら…と、なにかと評判のよくない若者たちですが、立て続けに、女性たちの好意に出会ってみて、ワンパターンの見方をしたら大間違いだと気づきました。
彼女たちはごく自然体で、気負いもなく、しかし明るく快活でした。希望の風を感じました。
角を曲がればもう我が家です。ほっと大きく息をして、見上げれば十二夜の月が、どことなくのんびりと天空を独り占めしているではありませんか。月と言い、あの女性たちと言い、天も地も師走の世知辛さは見えません。あたふたと独り相撲しているのは私だけだったのです。

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日々の風から ブログ記事を一年間書き続けて その3 文章にも賞味期限がある?
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一年間ブログ記事アップに追い立てられて、他に何もできなかったと、恨みっぽい言訳をしました。反省しています。
毎日書けたのだから、毎日読んでくださる方がおられたのだから、神様がその志を与え、必要を与えて志を導いてくださったのだから、大いに感謝して喜ぶべきなのでした。『すべてのことについて感謝しなさい』とはイエス様の願っておられるところでした。

何様でもないのです。なんと傲慢でしょう。他に何もできなかったなんて…。他に何をしたいというのか、欲張りにもほどがある!そのように思い至りました。皆々さま、おゆるしを!

マイレターを出せなかったもう一つの理由をお話しします。
当初、ブログ記事を整理編集してレターを出せばいいと考えていました。あれやこれやと選択したものをプリントアウトして、あらためて紙面で読んでみました。

ところがです、はたと何かに突き当たって前に進めなくなってしまいました。
読み返してみると、どれもこれも納得できる文章になっていないのです。どこか水っぽいのです。味が抜けているのです。つまり、鮮度が落ちているのです。
ああ、文章にも賞味期限があるのだと、始めてそんなことに気づきました。
するめのように噛めば噛むほど味が出てくる、そんな文章をめざしているのに、萎れた小松菜のような、かすかすのりんごのような文章を集めてどうなるのか。
というわけもあって、マイレターの制作は中断してしまいました。では今後どうするのか、目下思案中です。ブログの一年間の落とし子で、ブログ2年目の最初の課題です。




今日は霜月11月の晦日。夕方、曇り空が切れて、西の空がほのかに赤く染まり、東上空には月齢何日になるのでしょうか、半月ほどの月がくっきりとかかっていました。時刻は4時半を過ぎたばかり。なんと日足の短いことでしょう。
いざ、明日からは12月、クリスマスの月に入ります。クリスチャン走るの月です。大いに走って走って、ベツレヘムまで走る心意気で、御子イエス・キリストのご降誕をお祝いしようではありませんか。











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日々の風から ブログ記事を一年間書き続けて その2 他に何もできなかった…
ブログ記事を書き始めたころ、ある構想が生まれました。これらの記事の中のいつくかをマイレター『希望の風』に使おうと。ブログにあるカテゴリーはレターに準じたものです。初めからジャンル別にしておけば、レター編集の時に便利だろうと考えたからです。

ところがです。マイレターがなかなか出せません。なんどか手を染めたのですが、いまだに完成できないでいます。2つ理由があります。

一つは、毎日毎日ブログ記事を書くのに追われすぎて、時間が足りなかったことです。
誰に頼まれたのでもなく、強制されたのでもないのに、まるでノルマのようにし続けました。今もそうですが。
スタートしてしばらくは夢中で乗りに乗って楽しさいっぱい、るんるん気分で走っていました。そのうちにペースは崩したくないとばかり、意地と我(が)に両腕を取られながら、足を引きずって、それでも継続せずにはいられませんでした。

間をおいてぼつぼつとしようと決めかかると、必ずと言っていいほど、毎日楽しみにしていますなどと、メールやお手紙まで来るのです。
あんな雑な文章なのに、楽しんでくださる方がいると思うと、恐縮と感謝でいっぱいになり、よし、やめないぞとばかり、奮い立ってキーボードを叩きました。

最近、計算してみたのですが、一日約1000字書いたとして、一年365日で365000字、400字詰め原稿用紙換算で900枚書いたことになるのです。私の文章生活で、1年にこれだけの量を書いたことはまだありません。
うーん、継続の実だなあと、一人感心しました。ということで、つまりは、この一年はブログを書くだけで精一杯であった、他に何もできなかったと言うお粗末な次第なのです。

もう一つ、レターが出せないでいる理由があります。それは、その3で書いてみます。







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