人生の逆風の中で見つけた希望の風を、小説、エッセイ、童話、詩などで表現していきます。

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日々の風から この年のうちに

日々の風から この年のうちに

 

 

 

 

 

いつも気にかかっていながら一日伸ばしにしていたことが、

年が押し迫ってくるといつもよりずっと強く大きく迫ってくる。

この年のうちに済ませておきなさいとどこからか声が聞こえる。

その強い促しに押されて列車に飛び乗った。

迎えてくれたのはすっかり冬支度をした見事な山並みであった。

感動して眺め、こちらがリフレッシュされて帰ってきた。

写すのは難しいが、富士山と南アルプス、北岳もくっきりと見えた。

反対側は八ヶ岳連峰、こちらはどうにかカメラに収まってくれた。

 

 

 

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日々の風から メリー クリスマス! 教会のクリスマス

日々の風から メリー クリスマス! 教会のクリスマス

 

 

年々諸団体、諸教会の催すクリスマス行事から退いてきているが、最後の残るのは自分の所属教会のクリスマス行事である。第四日曜日のクリスマス礼拝、これがメインであるが、やがて礼拝参加が最後の砦になる日が来るだろうが、動ける間は何がしかの奉仕があるし、係っていきたいと願う。聖歌隊の一員として賛美するのも大切な一役である。

 

ここ数年、我が教会は地域の老人施設からの依頼で賛美を届けに行っている。今年もまた出かけることになった。秋以降、礼拝のあとに練習を重ねた。有名なクリスマスの讃美歌を歌う。その施設は4階まであり、各階の入居者の集まるフロアーが舞台となる。私たちは今年も4回公演よと冗談を言いながら各階で賛美歌を歌った。歌の合間に牧師が短くクリスマスのお話をする。皆さん熱心に聞いてくださり、途中で歌い出す方、手を振って拍子をとる方、中には涙を流す方もおられ、毎年の事ながらこちらも次第にうれしくなり、感動の渦に巻き込まれていく。その施設に入居されている姉妹は、飛び入りで私たちの輪に加わってともに賛美歌を歌った。昔取った何とかで、楽譜を見たくても朗々と歌った。そこでまた新たな涙にくれた。

 

夜は教会で燭火礼拝である。たいていの教会で行われている。いつもの照明を消したキャンドルだけの灯の下で、賛美歌を歌い、聖書を朗読するひと時である。ひごろ教会とは無縁の方々が来られる。クリスマスだけでも教会へ行って雰囲気を味わいたいという方々が来られる。友人知人、家族が来てくださる。ここでもまた聖歌隊は特別に賛美をした。クリスマスは音楽が豊かに用いられるときである。

 

今日の礼拝は今年のメインであるクリスマス礼拝である。講壇脇のクランツに立つキャンドル4本全部が点火されて、クリスマスメッセージが語られた。その前に聖歌隊の特別賛美があり、そこでもまた皆さんの前に出て賛美した。役があるのは感謝である。

 

礼拝後は恒例の祝会になる。お祝いの食卓を囲むということである。これもまた大きな喜び、楽しみの時である。婦人会が総出で、あらかじめ割り当てられた料理を持参して、いっせいにお弁当箱に詰める。持ち寄りパーティーをする教会もあるが、我が教会は近年、高齢者や独身男性が増えてできなくなった。そこで手作りのお弁当スタイルにした。大変好評である。日ごろご無沙汰している方々もこの日は頑張って参加する。そうした方々と安否を問い合って食事の席はにぎやかである。時の経つのも忘れて話し続けている。これもまたイエス様の喜ばれるクリスマスの一場面かなあとそんな思いになりながらひと時を楽しんだ。

 

イエス様の遺産である教会、主の弟子たちから始まった初代教会の活動を想像しながら、教会が主の御心の通りに、キリスト者の共同体、慰めの共同体、宣教の共同体として生き生きと機能していくことを切に願う。そして、物理的に教会へ来られない方々、最近は増えているが、そうした方々へも愛のメッセージを運ばねばならない。訪問し、あるいは便りをして、寂しい思いから解き放たれるひと時を作りたい。今できるうちに出来るだけの事をして、ともに主の恵み深いことを味わい合いたい。

 

クリスマスを最後に今年も年末へ向かう。一年の感謝を充分にささげたい。

『主の良くしてくださったことを、何一つ忘れるな』

 

 

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風の仲間たち ステーキが食べたい!

風の仲間たち ステーキが食べたい!

 

私より10才近く年上の尊敬するT姉に数か月ぶりでクリスマスのごあいさつを兼ねてメールした。その前にカードを郵送したが、いつもと違って音沙汰がない。ご高齢とは言え昔取った何とかで、打てば響くようにすぐにメールで反応できる頼もしい方なのだ。それを当てにして、メール会話が楽しめると思っていた。

 

メールにはすぐにお返事があった。「もう一か月になるのですが、いろいろ慣れなくて時間ばかり経ちます。今お風呂から上がったところです」。「?????」。何も聞いてないが、なにか変化があったに違いないと察して「どちらにおられますか」と訊いた。「あら、年賀状でお知らせしようと準備したので、とっくにご存知かと勘違いしました。子どもたちが私の健康を心配して手配してくれました」

 

T姉にはお若い時から喘息の持病がある。ときどきひどく病むことがある。入院騒ぎもまれではない。それさえなければいたってお丈夫である。この夏は海外旅行もされた。心も意志も強い方である。いちばんの特技は忍耐力と信仰力であろう。決して平たんではなかった人生を乗り越えてこられた。お子様たちもそれぞれに親思いの優しい方々のようだ。

 

どんな施設に入られたのかわからないが、介護認定はされているかどうか。だから特養などとは無関係に違いない。杖も使わずに自力で歩いておられる。今は高齢者向けの様々な施設があるようだ。私はそんなに詳しくはないが、有料老人ホームの類だろう。超高級な施設でないことは確かだ。セレブではないから。さしずめ、今はやりの「サ高住」かなと推察する。

 

外出も外泊も自由にできるそうである。姉妹は積極的にそこのプログラムをこなし、慣れて行こうとしているらしい。たぶん適応能力は抜群と思う。ふと「お食事は満足ですか」と質問した。すぐに「ステーキがたべたい」と返信が来た。びっくりした。施設のお食事は高齢者向けに計算しつくされた健康食なのだろうが、ちょっと物足りないのかもしれない。一瞬笑いたくなったがふと、T姉の心中を思うと胸が詰まった。私は返信できなかった。

 

 

 

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日々の風から キッテのクリスマスツリー

日々の風から キッテのクリスマスツリー

 

友人が丸の内のキッテに飾られたクリスマスツリーの写真を送ってきましたので、貼り付けてみます。

1Fアトリウムに立っているそうです。

このツリーは今盛んにPRしてますから、

珍しくはないでしょうけれど。

飛んで行きたいところですが〜〜〜。

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日々の風から 上野 浅草 スカイツリー(そらまち)

日々の風から 上野 浅草 スカイツリー(そらまち)

 

 

青すぎるほど澄んだ空に磨いたような太陽が燃えている。真冬とは思えない勢いである。北風がチリを吹き払ったためだろうか。家に居てはもったいない日よりである。日光浴を兼ねて外へ出た。この1、2か月異様に心と体が重く、これも老いの一現象かなと一抹のもの悲しさを抱えていたが、主のあわれみによってほぼ以前の心身の状態に戻った。外へ出なければ〜〜、歩かなければ〜〜〜と強い促しが内心から生まれている。

 

外出と言っても下町っ子はしょせん井の中の蛙である。足はいつもの慣れたへ向いてしまう。都バスに乗って上野駅で下車、杜へのぼった。勝手知ったるで、ビルの奥のエレベーターで屋上に出るとそこはもう上野の杜の中である。すぐに目の中に飛び込んできたのは長蛇の列、どこを目指した列なのかと思えば、上野の森美術館の「怖い絵」展を待つ人たちであった。この冬空にとぐろを巻いて延々と続いている。ここまでの列は近頃見たことがない。唖然としてしまった。その人びとをよそ眼に、あの桜で名所の大通りへ出る。もう桜樹の紅葉はすっかり終わっていた。しかし閑散としているとはいいがたい。アジア系とみられる観光客が多い。だいぶ聞き慣れてきた言葉が耳に飛び込んでくる。皆さん元気がいい。国立博物館へ突き当たるまで歩こうと思ったが中断して山を下りた。

 

 

 

またバスに乗って、浅草通りを通過する。いつみても黒山の人が群れている雷門を左に見て吾妻橋を渡る。スカイツリーが迫ってくるので押上で下車。ソラマチへ入った。クリスマスムードいっぱいである。商業施設はシーズンの度にイベントを考え、装飾を変える。年中、さぞ忙しいことだろう。最後は区内のミニバスを使い自宅近くで下車した。締めて2時間ほど。都会の喧騒を行くので散歩と言えるかどうか。それから家でティータイムを過ごす。これが一番ほっとする。

 

日に日に気温が低くなる。木枯らしが吹くような日は気ままな散歩はあきらめねばならない。

しかし東京駅の丸の内広場が完成したと聞くと、見てみたい気がしてくる。

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日々の風から 教会のクリスマス会 第一号

日々の風から 教会のクリスマス会 第一号

 

どこの教会もそうであるが、教会のクリスマスは25日前後のクリスマス礼拝や24日イヴの燭火礼拝だけではない。クリスマスコンサートもあれば婦人会主催のクリスマス会もあり、青年会クリスマス、特に、子どもクリスマス会はどこの教会でも盛大に行われる。

 

今日は我が教会では今年のクリスマス行事トップバッターとして婦人クリスマス会が午後から行われた。恒例である。婦人たちが友人知人、家族の方を誘ってくる。だからいつもとは少し違う顔ぶれになる。イエス・キリストの福音を伝える場でもある。

 

メッセージは「平和の君」と題して、イザヤ書を通して、イエス・キリストは争いの絶えない世に真の平和の使者としてご自身をささげるために来られたと語られた。

 

『ひとりのみどりごが私たちのために生まれる。

 一人のおとこの子がわたしたちに与えられる。

主権はその肩にあり、その名は

 「不思議な助言者、力ある神、永遠の父、平和の君」と呼ばれる』

イザヤ9・6

 

そのあとはこれも恒例の持ち寄りパーティーである。ひとりひとり思い思いの得意料理がテーブルいっぱいに並べられる。和、洋、中華、フィリピン料理が、賑々しくはなやかに並んだ。壮観である。スマホを傾けて写している方もおられた。ビュッフェ形式と言えようか。

 

施設に入居中の二人の老姉妹が連れてこられた。95歳と89歳。奇しくも教会の近くの同じ施設におられる。婦人会には参加資格のない男性会員が送迎の役を引き受けてくださった。かつては手料理を携えて率先して参加された姉妹たちである。95歳の女性は車いすごとテーブルに付いた。今年のクリスマスのトピックである。

 

もうひとつトピックがあった。昨年結婚したばかりのヤングミセスたちがデビューしたことである。昨年まで、いや今も青年会のメンバーでもある。そのお二人が手作りのお料理を持って参加してこられた。お一人は中央官庁の職員でバリバリと働いておられ、もうお一人は来年早々に出産予定。頼もしく思った。婦人会の明日は明るいと希望をいただいた。

 

明日の日曜午後は青年会クリスマス。17日は礼拝前に、成人科のクリスマス。午後は子どもクリスマス。23日は近くの老人施設を訪問して賛美する。その夜は燭火礼拝。明けて24日はクリスマス礼拝と祝会である。ここまでが我が教会の今年のクリスマス諸行事である。健康が支えられて、賛美や食事つくり奉仕に参加していきたい。

 

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