人生の逆風の中で見つけた希望の風を、小説、エッセイ、童話、詩などで表現していきます。

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日々の風から 春休みの旅

 

月曜日から今日の金曜日まで

春休みなのでめったに行けない顔ぶれである孫たちと

家族旅行に行ってきました。

連れて行ってもらったというべきか。

さらに、孫たちといっしょはこれが最後かも〜〜〜。

そんな感傷にも浸りながら、初めから終わりまでリラックスした

家族ならではの旅になりました。ひとまずご報告です。

 

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日々の風から 桜の開花宣言・それぞれの観桜

日々の風から 桜の開花宣言・それぞれの観桜

 

21日に、東京で開花宣言が出された。標本木と指定されたソメイヨシノに5輪咲いたとのことで、これが宣言の基準とか。全国で一番早いとはちょっと腑に落ちない。東京よりも南で暖かい場所がたくさんあるだろうに。それはさておき、開花宣言が出たからと言ってすぐにお花見に出かけられるわけではない。まだまだ早い。近くの公園の桜はつぼみは小さく固い。今年は長く楽しめると報じていたので、4月上旬までは持つのではないか。

 

しかし思うに、なぜ毎年、毎年、桜、さくら、サクラと大騒ぎするのだろう。お花見に理屈は要らないと叱られそうだし、かくいう私も理屈抜きでさくら大好きである。桜の里にいる友からメールがきた。いよいよ春本番、忙しくなりますと。ここにも桜に浮かれる同類がいる。ところが友は桜の里にいるのに、わざわざ東京の千鳥ヶ淵へ毎年繰り出してくる。あの人混みの中へ、である。私は行かないが。友はあそこの桜を見ないでは桜を見たとは言えないと持論を掲げる。そうかなあと思う。私は反対に地方へ観に行きたい。人それぞれに桜の楽しみ方があるのかもしれない。聞いて廻ったら珍しく楽しいエピソードがたくさん出てくるに違いない。

 

母を思い出す。家から数分のところにミニ公園があり、桜樹が30本ほどある。母はまだ独り歩きができる頃は、朝に夕に出かけていた。晩年の楽しみの一つであった。遠くの外出は誘っても乗ってこなかった。ひとりで近くの桜を楽しんでいた。自分がだんだん母の方法に似てきているのを思う。母がベッドと車いすの生活になってからは、花が見ごろになると連れ出した。生き生きとした反応はあまりなかったが、頷きながら上を見上げていた。桜の好きな母であった。私もこれから毎日葉桜になるまでせっせと通う積りである。

 

 

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世相の風から 宅急便一考

世相の風から 宅急便一考

 

昨今我が家もついに宅配便の玄関チャイムが頻繁に鳴るようになった。私自身は何事も時代遅れだから、ネットで品物を買うことなどおよそ興味がなかった。だいたいが通販にはあまり信用を置かなかった。靴下一足、大根一本だって自分の眼で見て確かめて頷かないと買えなかった。ところが、おやっと思ったことがあった。「本」が買えることだった。家の若い者たちにたびたび箱が届く。本が届く。私もほしいと思っていた本がすいすいと届く。マネをしたくなった。

 

手取り足取りして教えてもらううちに自力でできるようになり、それが届くとうれしくなった。かつて郵便屋さんが手紙を配達してくれるのを待つのに似た気分なのだ。今ごろは手紙はほとんどメールに変わって、手紙の代わりに物が配達されるようになった。大きいものから文庫本一冊まで、またたく間に運んでくださる。はじめのうちは恐縮するほどありがたかったが、だんだん慣れてくる。頼めばすぐ届くのが当たり前になってくる。恐ろしいほどだ。

 

世間が騒ぐようになって第一に思うことはやはり配達してくださる方のことだ。仕事なのだから当然のことと言えばそれまでだが、人手不足だそうで負担は大きいようだ。通りを見れば車で移動する人ばかりではない、リヤカーで運んでいることもある。かつては飛脚がいた。あの人たちは手紙だけでなく物も届けたそうだ。

 

宅配であるが、こうした高齢化社会、ネット社会が進むと、どうしても利用してしまう。たぶん私に限っても徐々に増えることは間違いない。お世話になるという思いである。ほんとにありがたいと思っている。配達の方には愛想よくしお礼を言うのはもちろんだが、おおもとの会社が知恵を出しあってよりよい方法を考えていただきたい。

 

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世相の風から 3・11から6年・原発いじめ

 世相の風から 3・11から6年・原発いじめ

 

あの日の恐怖を今さながらに思い出す。遠く離れた東京にいても、私の70年を超える人生の中でもあれほどの底知れない不気味さに震えたことはない。さらに原発事故が重なり、思えば一か月、二か月は、日常の半分以上は宙をさまよっていた。いまなお苦悩の中におられる方々の思いはいかばかりであろう。

 

最近いやなニュースが大きく聞こえてくる。原発いじめである。これにはほんとにびっくりした。被災された方々に支援できない心苦しさはいつもある。思いの中にすぎないが同情心だけはあふれているつもりだ。日本中の人たちが同じ思いだと疑わない。それなのにである。いじめるとは何事であろう。それも大した理由がないのにいじめると聞く。まして、賠償金をうらやましがって、せびる人たちまでいるという。それも子どもたちが、である。どうして日本人の品性がここまでみじめになり下がってしまったのか。いつからそんなにさもしくなったのだろうか。寒々とした思いになる。犠牲になった命、失った財産、故郷は戻らない。せめてその何百万分の一、いや海辺の砂粒の一つでも、補えるように「まことの愛」を、物心両面から贈りたい。

 

 

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日々の風から  三歩前進二歩後退、春と冬のせめぎ合い

日々の風から  三歩前進二歩後退、春と冬のせめぎ合い

 

 

有名な「早春賦」を引用させていただきます。

 

春は名のみの 風の寒さや
谷の鶯 歌は思えど
時にあらずと 声も立てず
時にあらずと 声も立てず

氷解け去り 葦は角ぐむ
さては時ぞと 思うあやにく
今日も昨日も 雪の空
今日も昨日も 雪の空

春と聞かねば 知らでありしを
聞けば急かるる 胸の思いを

いかにせよとのこの頃か

いかにせよとのこの頃か
 

立春のころからときどき口ずさんでいるが、歌詞に感嘆する。心憎いほど実相を表していると思う。地域によるが、梅が匂い、桃が開き、早咲きの桜が咲き誇っているけれど『今日も昨日も 雪の空  今日も昨日も 雪の空』に困惑することもある。

 

今週は東京も寒い。衣服の調節に忙しい。寒い思いはしたくないが、といって暑いとはまだ感じたくない。そこで工夫が要るが、自然の力との戦いにさえ思えてきて、我ながら吹きだしたくなる。見えないところで、春と冬がせめぎ合い、格闘しているのだろう。歌の三番の『いかにせよとの この頃か いかにせよとの この頃か』にも笑い出したくなる。確かにそのとおりである。

 

しかし、である。春は必ずやってくる。いや、もう春なのだ。こどもさんびかが口をつく。

『春をつくられた かみさまをうたおう』ハレルヤ!
 

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日々の風から 弥生ついたちの風に乗って 

日々の風から 弥生ついたちの風に乗って

 

 

 

 

 

昨年末に10年ぶりに胃カメラの検査をしましたが、その場で見えた限りにおいては何事もないと診断されました。組織検査もしたので今日はその結果を聞きに行きました。何の問題もなくピロリ菌とやらもいないとのことで、今後のことは何も言われず、無罪?放免となりました。隣町の個人クリニックで、我が家からは都バスで4つほど先の地域です。

 

ほっとして外へ出たものの、家を出てからまだ30分ほどしか経っていません。せっかく外出モードになっているので、すぐに帰宅するのも能がないように思っていたところ、まるで私の心を知っているかのように目の前のバス停には上野行きの車がいて、まさに扉を閉じようとする瞬間でした。飛び乗ってしまいました。家の方向ではではありません。上野ならどこで降ろされても構わない、そうだ、公園内でも散歩してこようと、バス中で行き先が決まりました。バスは吾妻橋を渡り、今日も人だかりしている雷門の前を通り、合羽橋通りを突っ切り、いつもの上野駅の前で留まりました。下車して山に上っていきました。

 

もう、そこここに桜が咲いていました。もちろんソメイヨシノではないのでしょう、早咲きの種類なのでしょうが、お花見の先取り気分です。人影がまばらなのが何よりでした。気温は13度。まだまだ寒く、しっかりコートを着込んではいますが風がないので歩きやすい陽気でした。ときどき外国語が聞こえてくるのが以前とは大いに違うところです。バッグにカメラが入っていたのがラッキーでした。

 

 

 

 

今日から早やくも3月です。まだ季節の戻りはあるでしょうが、冬の峠は越えたように思います。雪が積もることのなかった冬でした。それどころか、ほとんど降らずでした。今になってみると、一回ぐらいはせめて家の前の雪かきくらいはしたかったなどと、だれやらに聞かれたら即刻叱られそうなたわごとをつぶやいてみたことです。いいえ、凌ぎやすかったありがたい一冬でした。

 

 

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