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心の風から 台風一過
(友人の作品・日比谷公園に展示中) ふだんの秋晴れよりも青の色が数倍も鮮やかで、濃く、深く、透き通っている。 空の底が見えるようであった。 台風の風が空気中の塵芥を吹き飛ばし、 台風の強雨が空の壁にへばりついていた汚れやシミを洗い流したのだろう。 自然の洗浄力の威力よ。 心の中も一夜のうちにこんな風にクリーンになったらいいのに。 スモッグでおおわれたように、全面くすんで濁っている。 泥塊や石ころが転がっている。その正体をつきつめれば我利我欲、自己本位、自我という罪。 せっかくの光りを遮っているのだ。 せっかくの風を通さないのだ。 せっかくの雨水を跳ね返しているのだ。 心に、碧玉の青空が見たかったら 心に、希望の風を入れたかったら 心に、清冽な雨水が欲しかったら 神様の台風の前に黙って全身と全心を差し出せばいい。 自然の洗浄力にいや増さる神様の聖潔力が絶大な威力を発揮するだろう。 不滅秘蔵のクリーナー、イエス・キリストを用いて。 台風20号が荒々しかったわりには、この上もない秋晴れのおみやげを残してくれたので、日の中に出て空を見上げ、また半月の夕月夜を見ていましたら、ふつふつと感動が生まれました。この情感を何とか言葉にしたいのが私の習慣です。しかしこの習慣はいつになっても 板につかず、いつももどかしさを覚えます。 習慣と言えば、大江健三郎の一冊に『人生の習慣』という気になるタイトルの本がありました。生活習慣でなくて《人生の習慣》です。いま、再読中です。 読書の秋ではありますが、こんな秋晴れのよい日に、閉じこもりもないものだと、心はしきりに戸外へ戸外へと走り出しています。冬の前のわずかなひとときを惜しみつつ味わいたいと思います。人生の冬を目前にしている我が身と重ね合わせて。
2009.10.28 Wednesday 14:43
世相の風から 政治音痴が政治野次馬に
ずっと政治には無関心、無責任でさえあったのですが、小泉政権の頃から、黙っていても世相の風に乗って耳に飛び込んでくるものが多くなりました。 民主党政権になって以来、その傾向が著しくなりました。パソコンを開く度に見てしまいます。動画でワンシーンを見られるのはテレビよりずっと手軽です。そんなわけで最近は政治野次馬です。 野次馬ですから、自由自在に独断と偏見の意見が飛び出してきます。 まず、思うことは、一つの基盤の上にできあがっているもの、あるいは出来つつあるものを、覆すことは並大抵のことではないと。そこには必ず利害が絡むのですから。それも小さなことではなく、生活そのものがかかっているのですから、深刻です。利益を得る人は黙っているでしょうが、損失を被る人は声を大にせずにはいられないでしょう。 それに、新しいことをするのはまず費用がかかります。その財源はどうするのでしょう。国民みんなが自分の益になることを主張したら、国そのものが成り立っていかないでしょう。税収が40兆円を割るというのに、どうして95兆円が支出できるのでしょう。自分の経済であったら、どんなに苦しくても収入に見合った生活をするでしょう。 私にはそんな風にしか考えられません。 もう一つは、一億2700万人もの人が係わるこの大所帯を、短期間で方向転換するのは無理ではないでしょうか。いくら約束したことは実行しなければならないとしても、時間というものが必要です。国民は賢いのです、そのくらいは理解できるし、待てるのではないでしょうか。しっかりした目標と取り組む方々の誠意が伝わってくるなら、違約だと批判はしないでしょう。自分の生活ひとつ改善しょうとしても、簡単にうまくでないのをいやというほど知っています。 しばらく私の政治野次馬は机上のパソコンを通して、あちらこちらに出没するでしょう この際、日本国民であり、地球の一員であることをより強く自覚して、何よりも世界の王である神様に祈りつつ、世相の風を肌に感じたいと思います。 2009.10.24 Saturday 10:29
旅の風から バンコクを楽しむ
半日なのでアユタヤやパタヤビーチや水上マーケットはむりでした。そこでローズガーデンという伝統文化を紹介する施設へ行きました。ガイド付きの大型ワゴン車に乗り込んで現地へ向かいました。参加者は私たち家族4人だけでした。 はじめてチャオプラヤ川を渡り西へ走りました。そのあたりの風景で驚かされたことがあります。バンコクの中心街からわずか一時間ほどなのに、道路の両側には雑草がボウボウと生い茂り、町並みはありません。時々、仮設小屋ではないかと思うほどの粗末な建物が見え隠れするばかりです。一体人々は何をどこでして生活しているのかわかりませんでした。ふさわしい言葉が見つかりませんが、開発が遅れている、政治や経済の力が及んでいないと強く感じました。貧しすぎるの一言しか思いつきません。観光客として楽しみを求めてきていることがうしろめたいような気がしました。 ローズガーデンは、観光客用に、花が咲き乱れ、掃き清められ、端正に整備されていました。そこで象のショーやタイの古い文化のショーなどが演じられていました。 ☀タイ米のこと タイのお米は有名です。かつて、不作の時でしたが、タイ米を初め、外国産のお米が配給されたことがありました。日本のお米と違って粘りがなくぽろぽろして、独特のにおいがあり、子供心にもおいしくないと思ったことを覚えています。細長い形もなじめませんでした。ですから、タイ米を食べることにためらいがありました。 ところがです、チャーハンのように炒めるととてもおいしいのです。また、特別に好きになったのはもち米を蒸したご飯でした。日本のようにお赤飯にするのではなく、蒸しただけのですが、風味があってそれはおいしく、おかわりをしたくらいです。 帰ってきてすぐにもち米に雑穀を入れて炊飯器で炊いてみましたが、粘りが多く味も淡泊すぎてとてもタイ米にはかないませんでした。どこかでもち米のタイ米を手に入れ、蒸し器で作ってみたいと思っています。また、中華料理店に行くように、タイ料理のレストランへも行ってみようと思いました。総じて、タイ料理にはすっかり魅せられました。一つだけ馴染めないにおいがあり、辛みも加減しなくては無理ですが。 (カービング・野菜をカットして作る。 お皿はバナナの皮) ☀雑駁で一面的な感想ですが… タイもまたどこの国にもある貧富や、都会と地方の格差など不平等に満ち満ちているのを実感しました。タイには相続税がないと聞きました。権力の座にいる金持ちたちが自分たちに都合のよい法律を作って富を増やし続けているとか。また、階層社会になっていて下の階層の人々は上の階層には行かれないとか。かつての日本の士農工商のようなものなのでしょうか。勿論外側からはまったくわかりません。 今回気がついたことは、12年前とは違って僧侶姿の人が少なかったことです。これはどうした現象でしょうか。 最後に感じたことは、タイの街にいると、ヨーロッパにいるような違和感や緊張感がないことです。何が原因しているのだろうかと考えます。同じアジア人だという親近感のもたらすものかもしれません。しかし、韓国ではいつも緊張感が走りました。クリスチャンの中にいてもリラックスできませんでした。歓迎していただいたのに、です。 国民の気質と歴史、国家間の関係などの影響でしょうか。タイにはまた訪問したいと思うほど、親しい感情が生まれした。私たちが口々に言い合ったことは「また、来たいね」「また、来ようよ」「この次はぜひアユタヤに行こう」「パタヤビーチにもね」でした。すてきな旅をくださった神様に心から感謝しつつ……。 (おわり) 2009.10.16 Friday 16:48
旅の風から バンコク紀行 その3
タイの文化を楽しむ
王宮周辺は道路の道幅も広く、美しく整備され、別世界のようです。王室の権力を感じました。また、タイの仏教寺院を初めて見ましたが、建物も様々な像も目を見張るような極彩色で華やかそのものです。日本のお寺や仏像の渋い色合いとは大違いです。同じ仏教でありながら、表現スタイルにはその国の特性が表れるのかと興味深く感じました。 タイ国王室は国民にとって大きな存在力を持っているようです。現国王ラーマ9世ご夫妻の肖像写真はホテル、レストラン、デパートなど至る所に飾られています。かつて日本でも天皇皇后両陛下の写真が家々の奥の間に掲げられていたと聞いていましたが、それを思い出しました。人々は単純に国王を尊敬し、慕っているようでした。 2009.10.11 Sunday 09:04
旅の風から バンコク紀行 その2
娘から「お母さんも行くでしょう?」言われるまでもなく「OK!」と即決しました。訪問する娘の友人とは初対面ではありません。以前我が家にもおいでくださり、楽しいエピソードがいくつもある懐かしい女性です。早速手続きを始めました。準備は至って簡単です。旅行社のHPを調べまくって、格安の航空券とホテルだけのパックを予約しました。友人宅のすぐそばのホテルと出発時間と到着時間帯のよい飛行機を選ぶことができました。タイまでは成田から約6時間、我が家から成田までは京成電車で一本、70分ほどです。時差は2時間ですから体にもさほど影響はありませんでした。 孫たちとの海外旅行初体験 かねてから一度は孫たちと海外へ旅してみたいと願っていました。二人とも小学生の間にと思っていまたしので、今回は絶好の好機です。Sくんは小6、Mちゃんは小3ですから、手がかかるどころか、こちらが助けられる事がいくつもありました。大きなスーツケースは老いの身にはきついのですが、Sくんが一つ引き受けてくれたので、私は小型ですみ、小さなショルダー一つで機内に乗り込むことが出来ました。
12年前の訪問 前回は、同じ教団から遣わされている宣教師と教会を訪問しました。5名の先生方がバンコク市内の3箇所で宣教しておられましたので、お交わりと小さな奉仕をしてきました。観光する時間は全くなし、タイフードのレストランに行った程度でした。汗を流し続けたこと、ひどい交通渋滞や、ピーという民間信仰、道路脇を占領し氾濫する屋台の店、矛盾きわまりない階層社会の話にひどく驚いた記憶があります。 いざ、バンコクへ
(タイ風やきそば)、野菜料理、その他子ども向けのものなど、名前はいまだに覚えられませんが、おいしくいただきました。もっとも彼女は私たちの口に合うようにいろいろ工夫したのだと思います。
2009.10.07 Wednesday 11:23
旅の風から 12年ぶりのタイ訪問
今週月曜日早朝から3泊4日の超短期で、タイへ行ってきました。道連れは長女と孫たち。個人旅行です。タイ滞在中の長女の友人から再三お招きをうけていたので、思い切って出かけました。私は軽い腰をさっと上げて便乗した次第です。孫たちは学校があるのですが、前期と後期の境目であり、また10月1日は都民の日で休校になるので、この時期を選びました。 タイには12年前のちょうど9月に、次女とともに、同じ教団から派遣されている宣教師と宣教地を訪問し、多少ですが小さな奉仕をしたことがあります。 12年ぶりの訪問になるのですが、見る限りではめざましく変化したとは思えませんでした。これが率直な第一の感想です。早めに旅行記を書きたいと思います。ひとまずご報告まで。 2009.10.02 Friday 21:23
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