人生の逆風の中で見つけた希望の風を、小説、エッセイ、童話、詩などで表現していきます。

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

- - -
日々の風から 荷解きスタート

大きな渋滞にも巻き込まれず、長女ファミリーは土曜日の早朝に無事到着した。2年間のブランクが嘘のよう。家族旅行から帰ってきたようだ。とはいえ、車から出てくる荷物の多さにはびっくりした。ありとあらゆるこまごまとした日常品のいっさい積み込まれていた。出エジプト記を思い出してしまった。

 

今朝から、あらかじめ引越センターから届いていた段ボールの荷解きが始まった。まずは3階の子供たちの部屋からである。SくんもMちゃんも張り切っている。

学用品の箱が次々に開かれていく。それを机の引き出しや本立て、壁面の本棚へ収めていく。学用品ばかりではない、ぬいぐるみの箱があったり、ゲームやポケモンカードも出てきて、部屋中がそれこそおもちゃ箱をひっくり返したよう。それでも箱がどんどんと減っていく。

 

私は何をしたかと言えば、空の段ボールをたたむ係である。簡単作業だが素手でしていたら、手がひび割れたり、爪の間が痛くなってしまった。階下に下ろすのも一仕事。昼食前にはおよそ片付いた。それにしても、また廃棄するものがひとやま出た。あちらでもずいぶん処分してきたはずなのに、いざ、新しく納めるとなると、いらないものがあるものだ。

 

引っ越しは不必要に抱え込んでいた物を整理する絶好のチャンスになる。人生の大掃除といえよう。引っ越しのチャンスもなく何十年も同じ家に住みついていると知らない間に物が増えていく。どうしてだろう。

 

彼らに刺激されて、このところ私も整理している。母の物はほとんど済んだが

自分の物を点検してみると、こんなものを残されたら子供たちが手を焼くだろうと思うものがかなりある。その日その時を視野に入れながら、かなり大胆に処分して行くべきだと思った。

 

ゴミとして処分できないもので、人によっては使える物は家の前に並べてみよう。最近もしてみたが、必ずどなたかが引き取っていかれる。ありがたいことだ。さあ、明日は2階のキッチンである。ここの主役はママでしょう。

 

我が家は二世帯住宅用にしてあるので、私のキッチンがある。2階が稼働するまで、私がおさんどんである。買い物と後片付けに追われている。一人暮らしの10倍の忙しさと言ったらオーバーであろうか。家の中と近所だけで万歩計は12000歩を越えた。散歩に出る時間も体力もない

 

 

 

 

 

 
日々の風から comments(2) -
日々の風から 足踏みする春
ほころんだ桜ジュンサイ池

























ハーブ園椿

 


ここまできて、一気に春にならない。冬と春のせめぎ合いは壮烈だ。三月末だというのに雪まで降らしているとは。一、二輪咲きかけた桜が身震いしている。

 

冬のコートを着込んで、妹の招きを受けて市川を散歩した。東京に一番近い千葉県である。境の江戸川は悠々と流れていてもうすっかり春であった。


以前から聞いてはいたが、初めて東山魁夷記念館に出かけた。魁夷の絵に惹かれない人はいないだろうが、私も好きである。絵がすんなりと心に入る。

 

記念館は庭もきれいで、落ち着いたたたずまいであった。絵を見終わったあとは庭を散歩して樹木や花の名札をいちいち確認しながら楽しんだ。

 

次にじゅんさい池に行き、周辺を歩いた。桜がちらほら開いていて美しかった。


その近くにある妹宅へ寄ってしばらくくつろいだ。妹は現役だから貴重な休暇の日であった。帰り際に近くのハーブガーデンに立ち寄り、ここでもまたハーブの種類を一つ一つ眺めては、ついでに匂いも嗅いで楽しんだ。
小さなリフレッシュタイムとなった。

 

今夕はいよいよ長女ファミリーが2年間住んだ三重県を発つ。おりから、高速道路がどこまで乗っても1000円の初日である。大渋滞に遭わないようにと願うが、どうしてこんな日と重なってしまったのか。破格の費用はありがたいが時間も貴重だ。無事に到着することを祈りつつ心待ちにするとしよう。

 

 

 

 









 
日々の風から comments(0) -
日々の風から  もう一つの春
  

ちょうど2年間、転勤で地方にいた長女家族がまた戻ってきます。大方の荷物はすでに着いています。孫たちの終了式がおわり、婿殿の仕事が終わる金曜日夜に出発する予定です。最後の荷物共々一切合切車に積みこんで。

 

彼らの異動を知った2年前を思い出します。私はすっかり慌てふためき、ブログに《我が家の春一番 転勤烈風》などとタイトルして、孫たちとの7年間の同居生活に涙し、名残を惜しみ、特に、その頃、介護真っ最中だった母と2人きりになるのに不安と恐れを感じたのでのでした。

そして『この転勤烈風が、希望の風に変わるのはいつでしょうか』と慨嘆したのです。

 

あれから2年、はじめのパニックはいつの間にか朝霧のように消え去って、ぼんやりする暇のないほど、充実?した日々をいただきました。母のショートステイを利用して、何度も長女宅を訪問しました。また、ちょうど次女も新会堂を建設中であったので、たびたび出かけていきました。携わっているいくつかの奉仕も活動もほとんど支障なく続けることできました。

 

母の介護がいよいよ最終段階に入り、24時間気を許せない緊迫した時期を迎えましたが、一心に母だけに係わって、母と二人っきりの、かつてないほど密着した時期にもなりました。そして、昨年末、母を天に送り出すことができました。この2年間の最大の出来事は母の召天ではなかったかと思います。

 

 たった一人になって3ヶ月が過ぎようとしています。長い年月の中で鍛えられたのか、一人の寂しさを嘆いたことはありません。

ほんとうのところは、50年あまりの信仰生活の間に熟成させていただいたイエス・キリストとの交わりが、私を孤独にはさせないのです。イエス・キリストとの絶え間のない友情は私のすべての時間にひたひたと押し寄せてきて、一人タイムは甘美なときにさえなりました。

 

それはそれとして、また長女ファミリーとの生活が再開します。ここにも、神様の計り知れないご計画と導きが力強く働いていると確信します。

 「賑やかになって、よかったですね。一人では寂しいですからね」

 「神様のなさることはすばらしいですね。なんとタイミングのいいことでしょう」「お孫ちゃんたちと暮らせるなんて、うらやましいーー」

 皆様が口々に喜んでくださいます。この方々のお言葉は、神様のお考えでもあると思います。

 

一人でも寂しくないぞと、無意識のうちに自分で自分の心にガードをかけていたのかもしれません。思えば、長い人生、そうしてやせ我慢して意地を張って人に弱みを見せまいとして生きてきたのかもしれません。

 

私のすべてを、私以上にご存じの神様は、いつもいつも私の先頭に立って、永遠の愛で最善に導いてくださるのです。イエス様は、いつも、一人のときはいっそう、夫のように、恋人のように、父のように、母のように、親友のように、私のすぐ隣りにいてくださいました。これからもそうでしょう。

 

しかし、主は2年間の別離にピリオドを打って長女ファミリーをまた帰してくださいました。この2年間で一番変わったのは孫たちです。この春、Sくんは6年生にMちゃんは3年生になるのです。もう、おぶったり、抱いたり、手を引いた2人ではありません。これからは私の手を引き、荷物を持ってくれるでしょう。なんとうれしいことでしょう。

 

2年前の荒々しい転勤烈風は、希望の風に変わって、高く旗を掲げて三重県から吹き上げてくるのです。希望は失望に終わることがないとのみことばを噛みしめています。ハレルヤ!

 

 

 

 

日々の風から comments(6) -
日々の風から 春に対面して
 

不意に春が全身を現してのし歩いている。
物陰に隠れん坊していたのだろうか。

突然、いたずら顔で飛び出してきたようだ。

つい数日前まで、風の中や光の中や枯れ枝を見上げて探し回っていたのに。

 

春に体当たりされてびっくりしてしまった。

強い日差しがまぶしくて、暑くて、急いで帽子をかぶった。

靴下も薄くした。ブーツは目障りになった。

コートなどうっとうしい。ウールのマフラーも暑苦しい。

 

冷たいお水がほしい。

アイスクリームが恋しい。

冷えたサラダが作りたくなった。

煮込みうどんでなく、盛りそばが食べたくなった。

 

今日はそんな一日でした。

体も心も軽くなったように感じるのはなぜでしょうか。

体重が減ったわけでなく、心の憂いや痛みが消えたわけではないのに。

神様が春という被造物に託したパワーによるのでしょう。

 

先だっての胃カメラ検査の結果を聞いてほっとしたのも一因かもしれません。

危険なものもや症状も見られないとのことでした。不快感があるのは軽い食道炎、胃炎だとのこと、決して心配なことはありませんと、数回繰り返された。優しいお医者様です。どんなことに注意したらいいのでしょうかと尋ねました。夜遅くなって食べないこと、夕食は軽くすること、との答えがきました。努めて守ろうと思います。

 

これで春の身体メンテナンスは、二つだけですが懸案箇所がどうにかクリヤーしました。感謝して、いただいているいくつかの働きに専心したいと強く思いました。

春には希望の風が満ちているのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日々の風から comments(6) -
日々の風から 春風は結婚式とともに
nyu-otani

 

結婚式に列席するほどうれしいことはない。このたびは教え子の式に招かれたので、いそいそと出かけていった。教え子というのもおこがましいのだが、彼女は私を恩師として紹介した。恩師と言われるとますます面映ゆい。

 

私が教会付属の幼稚園で奉仕していた時代の園児である。卒園後も、小学、中学、高校とずっと教会学校にきていた。その時の生徒でもある。大学生時代は洗礼を受け教会員として活躍していた。社会人になってからは仕事の事情で親元を離れたこともあって、教会からは遠のているが、個人的には繋がってきた。

 

ご実家は地域で会社を経営しておられる。中小企業というところか。ご両親はクリスチャンではないが子供たちを3人とも教会の幼稚園に通わせ、教会にはたいへん好意を寄せてくださった。花嫁さんの弟たちであるが、兄の方は大学生になっても熱心に教会生活をし、積極的に奉仕もし、今は牧師になって地方の一教会を担っている。弟は長男に代わって家業に入り、父親の片腕として立派に働いている。

 

珍しいほどきょうだい仲がよく、親孝行な子供たちなのだ。ご両親の子育ては大成功したといえよう。私は、我田引水ではないが、密かに、人格形成の大切な時期にキリスト教教育をしっかり受けてきた影響も大きいと思っている。

 

ホテル(ニューオータニ)のチャペルで挙式したので、ホテル付きの牧師が司式されたのは致し方ないことだが、その分、式の間ずっと神の祝福を願って祈り、賛美歌も信仰をもって熱く歌った。

 

披露宴はご両親や弟さんたち家族とあえて同席させていただいたので、久しぶりに親しく話をした。

 

家業に精を出している弟が、兄ちゃんが牧師をしているのが不思議でたまらない。どう考えても奇妙だよとしきりに言っていた。そして彼は牧師の兄を偉い立派な仕事をしていると尊敬しているのだ。それを聞いてたいへん心慰められた。

 

昨今の不況で仕事の方はどうなのと尋ねたら、あまり関係ないよ、景気のいいときも特に儲かることもないが、悪くても左右されない、堅い商売だからと、悠然としていた。それどころか従業員数も倍になり、業績を伸ばしているようだ。隣席からお母さんが、この頃彼は本腰で仕事をしてくれるようになりましたとうれしそうに言われた。

 

思えばこの家族とは30年近いおつきあいになる。ちょっとした親戚のような物だ。お色直しで深紅のドレスに装った美しき花嫁さんに向かって、私は先生というよりも年齢を超えた友人だと思っている、また血縁ではないが母親のような気持ちでいると伝えた。ご主人とご一緒に教会にきてくださいとも付け加え、聖書のみことばを送った。

 『順境の日は楽しめ。しかし逆境の日には考えよ』

 言外に、逆境の日には神のことを考え、神に帰れとの意を込めて。

 

 窓外の日本庭園に桜花はまだなかったが、春の陽光がきらきらと乱舞していた。結婚式は春浅き日がいいと強く思った。

 

 

風の仲間たち comments(0) -
日々の風から ゴスペルコンサートに出演!
 

なんと、ゴスペルコンサートに出演したのです!

娘のような若い方々に混じって。

 

友人の音楽家がクワイヤーを結成すると聞いて、好奇心を抑えきれずそっと覗いてみました。それだけでよせばよいものを、教会の姉妹にまで声をかけて、1回、また1回とレッスンのあるたびに出かけていきました。

月1回なのが行きやすかったのかもしれません。場所が御茶ノ水だったのも足を軽くさせてくれた理由です。もちろん歌うことは大好きです。ただし大勢の中なら、ですが。

 

まだ半年だというのに、リーダーはコンサートを考えていました。熱心で巧みな指導によって、私ごときがどうにか歌えるようになっていくのですから、我ながら驚きでした。ともに歌う方々の上達の早さにもびっくり。入れた足をいつ抜こうかと思っているうちにとうとう抜き差しならなくなりました。

 

かくして、今日、ファースト・コンサートとなったわけです。

予想以上にたくさんの聴衆が来られました。我が教会からも4名の姉妹たちがきてくれました。コンサートというよりも、内輪の発表会のカラーが強かったのですが、それだけに会場ははじめからアットホームな雰囲気と熱気に包まれていました。

 

友情出演のグループがすばらしい歌声を聞かせてくださり、おかげでコンサートらしくなり、出番を忘れて聞き惚れてしまいました。

終了後は、教会の姉妹たちとお茶をして、めったにない楽しい交わりになりました。

 

とはいえ、帰宅したときは全身疲労感でいっぱい。一日中歩き続けたように足ががくがくしていました。久しぶりに緊張したからでしょうか。めったに履かないパンプスのせいかもしれません。

 

ゴスペルの強烈な刺激にいつまでついて行けるでしょうか。

年寄りの冷や水にならないように自戒が必要かもしれません。

日々の風から comments(9) -
日々の風から この年齢で初体験
 

初めて胃カメラを使って検査をした。眼科にも行った。体のメンテナンスである。胃の調子はずっと気になっていた。目のかすみも不快であった。しかし、この2年あまりは積極的に検査や治療を受ける気持ちになれなかった。母の介護で精一杯だったのだ。病院に行く時間のやりくりはできただろう。できなかったのは気持ちのやりくりである。なまじ検査を受けて何か異変に出遭ったら、すべての歯車が狂ってしまう。それは避けたかったのである。

 

一番気になっていたのは目のかすみであった。7年前に右目だけ白内障の手術をした。当初は劇的変化に大喜びしたのだが、このところまぶしかったり、かすんだりしていた。何とかできるに違いないと思って、お茶の水の井上眼科に行ってみた。数回通った。視力検査では問題なかったが、手術の時、残した後囊に混濁があるので、レーザーで散らしてみましょうということになった。

 

治療はわずか数分だった。10回くらい当てただろうか。医師は劇的変化はありませんよとはじめに釘を刺した。瞳孔を開いたのですぐには結果がわからなかったが、翌朝、びっくりした。劇的変化があったのだ。7年前とまではいかないが、近くも遠くもすべてクリーンになった。本当にうれしかった。長い間の懸案事項がひとつ解決した。

 

胃カメラは、初体験。聞いて想像していたよりずっと苦痛だった。検査中は、二度と再びするものかと強く思った。終わってしばらくたつとその思いも消えてしまった。正真正銘の喉元過ぎればだと、おかしくなった。結果はしばらく先になるが。白ではないらしい。

 

ともかくも、ひとつひとついい加減にしないでメンテナンスをしようと思う。

体も魂も神様からの愛のプレゼントだから、送り主に感謝して大切に使いたい。

人のいのちには限りがある。しかり終わりの日を知っておられるのは創造主である神様だけだ。

 

その日その時のことは全面的にゆだねるとして、今日も生かされていることに感謝しながら、自分に課されている分を果たしていきたいと切に願っている。

 

 

日々の風から comments(0) -
日々の風から 今日の早春賦 その2
 

春を告げる風や光はどこから来るのだろうか。

南からだろうか、西からだろうか、

天からだろうか。

土の中からもやってくる。

早春の賦を聴くのは何と心弾むことか。

 

今日も二つの早春賦が聞こえてきた。

 

朝早くから身支度をして待ち構えていたのは、長女ファミリーの荷物である。本人たちはまだまだ先のことだが、都合で荷物だけが先に来ることになった。その受け取りの役を担うことになった。かなりの大役である。落度なくできるか不安だった。祈って平安をいただき、必ずできると確信もいただいた。

若いお兄さんたちとともに到着したトラック満載の家財道具一式は、彼らの技術と力の見事なチームプレーで瞬く間に所定の場所に納まった。私は周辺をうろろしていただけであるが、なんと万歩計は1万を超えていた。わずか2時間半で終了!

 

段取りはほとんど完璧にできていた。

娘が荷物の入る2階、3階の詳細な配置図を作ってくれたので、それをリーダーにお見せして説明した。段ボールひとつひとつに収納するフロアーと部屋の名のシールが貼られていたので、ほとんど自動的に進んだ。

それでもいくつかは判断に迷い、そのたびに携帯で娘に連絡した。

 

荷ほどきは彼らがするだろう。私は触らないことにする。

積み上げられた段ボールと、以前のように配置された一つ一つの家具を眺めて懐かしい気分に浸っている。

 

引っ越し屋さんの書類に終了のサインをし、トラックを見送ると、お茶の水聖書学院の卒業式に飛んで行った。奉仕の約束をしていたので、気が急いた。

 

卒業式は早春賦の代表であろう。

学院でよくお見かけする後輩たちが、今日ばかりはいかにも緊張した面持ちでガウンを羽織って座しておられた。新鮮な光景にこちらの心まで高揚してくる。恵みのおこぼれにあずかるのはまたうれしく楽しい。

長いおつきあいになる同窓生たちの姿もそこここに見え、ともに感謝会まで加わって、交わりを楽しんだ。

 

東京の桜の開花は25日と予報された。早春の賦はまたたくまに去っていく。

これからは、力強く聞こえる春の賛歌に耳を澄まそう。

 

 

 

日々の風から comments(4) -
日々の風から 今日の早春賦
日の春の雪 

予報では東京も積雪するとのことだった。困るなあと思いながらも雪景色には大いに期待した。確かに昨晩は細かい雪(霙?)が盛んに降っていた。ところが、雪は東京を避けてしまった。

そこへ知人から写メールが入った。自宅の庭の雪景色を送ってよこしたのだ。八ヶ岳南麓からである。たっぷり降ったようだ。さすがである。

また写メールが飛び込んできた。孫たちからである。彼らは月末の東京引っ越しに備えて荷づくりに専念している。今日は愛用のパン焼き機を詰め込むかどうか議論していたらしい。なにしろ荷物だけは今週末に、はやばやと送り出すのだ。しかし人間たちは3学期が終了してからになる。最後まで残すものを選択するのは悩んでいるようだ。

とりあえず孫たちのリクエストで好物の揚げパンを作ることになったらしい。ちょうどできあがったあつあつの揚げパンが送られてきた。うーーん。画像だけではどうにもならない。

今日の早春賦として眺めるに徹する。

四日市
日々の風から comments(2) -
日々の風から 老年の睡眠について
 

雑誌をめくっていたら興味深い記事に出会った。睡眠についてである。それも老年者の。私は不眠症とは考えたことはない。でも、若い時代の睡眠と現在を比較すると大変な違いがある。この一、二年はひそかに悩む症状もあらわれてきた。タイミングを逃すとしばらく眠りに入っていけない、すっと寝入ってもしばらくすると目が覚めてしまい次の睡眠に入るのに時間を要するなどなど。

 

記事の要点をまとめてみる。

*高齢者の睡眠の特徴は睡眠時間が短くなり、眠りが浅くなること。

*早目に眠くなり、早く目が覚める。

*不眠を訴える人が多いが、床の入っている時間が長すぎるのではないか。

*あまり早い時間帯に床にはいらないようにする。

*朝は決まった時間に起きて太陽の光を浴びる。夜は眠くなってから床に入る。

*いつも眠くなる時間の3時間前が最も眠りにくい時間。

*もしも夜中に目が覚めても暗い部屋で考え事をしない。電気をつけて、読書やビデオ・DVD鑑賞など好きなことをして気持ちを休める。

 

 いびきが激しい、足がむずむずする、足がピクつくなどの症状は病気が原因の可能性がある。専門医の診察を受けたほうがいい。

 

 足がむずむずするとは、私にもある症状だ。何か病気があるのかしらん。

 

 目が覚めても本を読む気にはなれない。熱中して朝までそのままだったら大変だと思ってしまうからだ。でも、もしかしたら案外早く眠れるかもしれない。

 読書を誘眠剤代わりにしているのは毎晩のことなのだから。そして大成功しているのだから。

 しかし、ほんとうの不眠症で苦しんでいる方も多くおられる。安らかなはずの睡眠ができないほどつらいことはないだろう。

早く癒されることをお祈りします。

 

日々の風から comments(6) -
CALENDAR
S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< March 2009 >>
PROFILE
MOBILE
qrcode
COMMENT
ARCHIVE
RECOMMEND
美しき姉妹たち
美しき姉妹たち (JUGEMレビュー »)
三浦 喜代子
最新本です。
ぜひお読みください。
SPONSORED LINK