希望の風

人生の逆風の中で見つけた希望の風を、小説、エッセイ、童話、詩などで表現していきます。

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# 世相の風から 移民キャラバンとは?

世相の風から 移民キャラバンとは?

 

近ごろ目につき心を占める世相風景は「移民キャラバン」の様子である。情報は細切れにネットで見聞きするだけだから、ほんもののやじ馬でしかないが、この先どうなるのだろうと、目が離せない思いである。もともとのはどうして起こったのだろうか、だれかが呼びかけたのだろうか、最初は小さな群れであったに違いないが、あれよあれよという間に数千人の大集団になったようだ。中南米の人々が合衆国移住を目標にしているという。

 

「アメリカに行きさえすれば何とかなる、幸せになれる」そうした一途な夢と願いから、今までの自分たちのすべてを置き去りにして家族ともども旅を続けているという。日本という島国生まれ育って、しかも私など、70年以上も同じ場所に暮らし続けている者には、他国へ移住しようとする方々の事情など全くわからない。わからない者が考えたり言ったりするのは余計なことで、邪魔だと一蹴されそうだけど、しかし、考え込んでしまう。

 

このニュースを見た時、とっさに思い出したのは「聖書」にある「出エジプト」したイスラエルの民のことであった。彼らは一人のモーセという力あるリーダーのもとに結集して、エジプトでの奴隷の苦役から集団脱走した。延々と続く行列がイスラエルの民のように見えてしまったのだ。彼らは一夜にして出発した。パンを焼いているお鍋を抱えての旅立ちであった。生まれ場ばかりの赤ちゃんも、歩行困難の老人たちもいただろう。病床に伏していた人もいただろう。しかし全員ひとり残らずエジプトを後にした。まごまごしていたら軍隊が追跡してくる緊迫した状況であった。いのちからがらの脱出であった。

 

「移民キャラバン」の人たちも後戻りはできないに違いない、しかし、入国を拒否された時はどうするのだろう、帰るところはあるのだろうか。こうした現象は今回が初めてではないようだ。近くは数年前、中東からドイツに向かってもっともっと大勢の人たちが移動した。幸い、メルケルさんが寛容政策を掲げて受け入れた。国内は混乱し、義性もあった。今や、メルケルさんはその座を降りざるを得なくなった。合衆国ではトランプさんが最初から両手を広げて通せんぼのアクションを示している。

 

この先どうなるのだろう。あの人々はどこへ落ち着くのだろう。衣食住を得て、安心して暮らせる場所があるのだろうか。出てきた国の為政者はどうするのだろう、通過中のメキシコはどのように扱うのだろう、彼らの目指す国アメリカはどう対処するのだろう。

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