人生の逆風の中で見つけた希望の風を、小説、エッセイ、童話、詩などで表現していきます。

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天の星のように―母エバから母マリヤまで 美しき姉妹たち
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日々の風から 45年前の事故 その2

 

待望の9月に入って、その感動を記そうと思っていますが、8月末の記事がその1なので区切りまで行かなければと、今回はその続きを進めます。

 

私の怪我は重く、当初は6か月の入院、その後はリハビリ専門病院で療養と診断されましたが、その半分の3か月で退院できました。リハビリ病院なんてとんでもない、まだ就学前の娘たち二人を置いて、これ以上どこへ行けましょう。何とか自力で歩けるのを良しとして、私は懐かしの家庭に戻りました。日々の家事や家業がリハビリの代わりをしてくれたと思っています。

 

今、45年経って改めて気が付くことですが、あの当時、私に対して集中された多くの人たちの愛の業と祈りです。私の病床にはひきも切らず身内を始め、教会の兄姉、その他の友人知人が見舞ってくださり、家族へまで救援、救助、お世話する方々で満ちていました。必要な物の差し入れ、励ましや慰めや希望の言葉かけなどが慈雨のように注いでいました。ある期間、教会の先生方は娘二人を牧師館に引き取り、24時間面倒を見てくださいました。何よりも気がかりであった娘たちが保護されていることに大きな安心と平安を得ました。

 

輸血のための献血が呼びかけられた時には、友人の友人、知人の知人など、私の存じ上げない方々まで協力してくださいました。弱い一人の者に対して、教会は一丸となり、家族親族は一つになり、友人知人も気に懸け心にかけ惜しみなく奔走してくださいました。そこには見返りを求めない与えるだけの真実な愛がありました。ほんとうに、みなさん優しかった、まぶしいほど愛に満ちていました。その美しい愛に囲まれて私は、医師が奇跡ですと叫んだほど見事に回復していったのです。

 

私は、多くの人たちのただ中に働く神の愛を決して忘れることが出来ません。私がいちばん弱い時に人びとの愛が強くなり、神の愛が完全に働いたのです。神の愛の本質を教えられたと信じています。私の身体は事故以前に比べると半分ほどに弱くなりました。しかし、神により頼み、すがる信仰は強くされたと思っています。

 

「キリストの力は弱さのうちに完全に現れる」

「キリストの力がわたしをおおうために、

むしろ大いに喜んで自分の弱さを誇りましょう」

 

近年は、「老い」という弱さも加わって、ますます弱くなりました。

しかし、あまり心配していません。

あの弱さの中で強く表れた神の愛が今も私を取り囲んでいるのですから。

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