人生の逆風の中で見つけた希望の風を、小説、エッセイ、童話、詩などで表現していきます。

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天の星のように―母エバから母マリヤまで 美しき姉妹たち
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日々の風から 安否を問われて

 

 

 

(写真は、梅雨明け前の一日、3・11で

大きな被害に遭った地域を訪問した時のもの)

 

 

長年、こちらから便りをしてもめったに応答のない友から、電話が掛かってきた。なんと、お元気ですかという安否確認のたぐいだった。友が言うには、そこへ行けばたいてい私がいるある学び会に行ったら、姿がないのでどうかしましたかとのことであった。翌日、もう一人の友からも電話があった。彼らはいまだに家の電話族なのだ。話の内容は同じようなものであった。自分が安否を問われてしまったと、味わったことのない立場に立たされて、ほんのしばらくの間、なんとも居心地の悪い奇妙な気分になった。

 

近年私は意識的に外出の場を減らしている。自分の年齢、体力などをよく見極めて、優先順位を明確にするようにしている。もちろん彼らにはそんなことまで言えない。心配してくださる友情をうれしく思い、感謝するばかりである。思えば友とはありがたいものだ。電話口で時の経つのも忘れて、ともに学んだ日々のこと、旅したこと、懐かしい恩師たちに話が広がっていった。同じ思い出を共有しているのはなんと貴重で豊かなことだろうか、御国へ帰ったら、日がな一日あの友、この友と語り続けるのだろうか。たぶん、永遠にできるだろう。そんなことにまで想像が深まって、至福のひとときになった。失礼を詫びながら、急いで暑中お見舞いのカードを送った。

 

 

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