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風の仲間たち 私のお手本

 

 

先日、書き仲間の先輩を囲んでお祝いをした。お祝いの理由は米寿を迎えられたこと、お国から叙勲されたこと、私たちの小さな組織に30年にわたって属し、活動のすべてに一度も欠かすことなく参加され続けたことであった。模範的な先輩であり私のお手本である。

 

彼は奥様をだいぶ前に亡くされて以来、ほとんどお一人暮らしである。一時期ひそかに心配したこともあったが、心も生活も立て直して、今ではすっかりマイペースで進んでおられる。彼はご自分を「プログラム人間」と呼ぶ。つまり、一日24時間をきっちり時間割し、その通りに活動するそうだ。お話を聞いていると実に楽しい。マネしたくなってくる。

 

掃除も洗濯も買い物の時間ももちろんある。お食事つくりは大事なプログラム。何にもまして驚嘆するのは、聖書を読みお祈りをし、その後午前中はたっぷり研究と執筆に当てる。これがすばらしい。聖書研究から始まって内外の文学者の働きを調べてはまとめている。資料を求めて月一回は上京し、神田の古書街を歩き、銀座の教文館へ行かれる。その辺りでお食事とか。判で押したように長年続けてこられた。夕方は讃美歌や唱歌を小一時間歌うそうである。これがなんとも珍しくおもしろい。触発されてこれだけはすぐに始めた。執筆の中に時々俳句集があり、短歌集があり、短詩集がある。多彩である。

 

こうして彼は90歳への坂をゆっくりと上っている。最近、杖を用意しましたと言われたが、この日、それは見当たらなかった。東京まで約2時間を往復されている。皆で書き合った色紙を本棚に飾っていますと早速メールがあった。彼の足跡を辿らねば。

 

 


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  • 2019.02.13 Wednesday
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