人生の逆風の中で見つけた希望の風を、小説、エッセイ、童話、詩などで表現していきます。

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天の星のように―母エバから母マリヤまで 美しき姉妹たち
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旅の風から 新緑の森にたぬき出没

 

 

 

 

近年十年余り、八ヶ岳南麓に移住した知人宅を訪れる特権に与かっている。春も夏も秋もそして冬もいい。いつでも来てと言われるとすぐその気になるが、頻繁に行けるものではない。年に一、二度がせいぜいである。今年は桜を観にぜひ行きたいと思っていたが逃してしまった。そこで新緑こそと思い、急きょ出かけた。すでに緑一色であった。

 

知人も年々年を重ね、運転も遠出は無理。それでもサービスしてくれて、当日は白州方面へ走り、甲州街道を少し辿った。かつての面影が残っていて風情ある道だった。翌日は八ヶ岳を見ながら清里方面へ走った。ちょうど数日来ぐずついていたお天気が回復し、いつもの山々が勇ましい姿を見せてくれた。まだ深々と雪帽子をかぶった富士山、残雪を縦じま模様にした南アルプスの山波、そして八ヶ岳連峰が重なり合って聳えていた。

 

午後まだまだ日が明るい頃、家の西側の窓から森を眺めていたら、すぐ近くになんとたぬき悠々と歩いていた。知人もびっくり。狐はよく見かけるけどたぬきは初めてとか。私たちに気が付いたのか振り返ってじっとこちらを見るのだ。目が合ってしまった。丸い目であった。こちらの目も彼に劣らず大きく丸かったに違いない。すぐにのっそりと奥に去った。私たちは思わず笑い転げた。しかし、もし、外でじかに出会ったらどうしただろう。まず恐ろしい。恐ろしさのあまり逃げただろうか、追いかける習性があったらどうするのか。あちらが逃げてくれれば一番いいけれど。とにかく今回は窓越しだったので助かった。こんなことは都会では想像もできないことである。

 

たぬき事件は今回のトピックである。いいお土産話ができた。次回はいつ来られるだろうかと早くも胸算用しながら「あずさ」号に乗った。ところがこれが新型の「あずさ」。すばらしい車両だった。お土産話がもう一つ増えました。

 

 

 

 

旅の風から : comments(3) : - : kibounokaze :
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コメント
タヌキが映っているかも、と思って写真をさがしましたが、いくら探しても見つかりません。
 もしかしたら、タヌキが術を使って、ドローンと、消えてしまったのでしょうか?
| サムサム | 2018/05/16 3:43 PM |
実はカメラが電池切れで、使えなくなってしまったのです〜〜〜。たぬきのいたずらかも===。敵の術は巧妙です。(笑)
| サムサムさん | 2018/05/17 8:42 AM |
 術を使って電池を切る。なるほどなるほど、そういう術もあったのですか。さすがは、お狸さん。
| サムサム | 2018/05/17 2:44 PM |
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