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風の仲間たち 遥けき常総路へ

風の仲間たち 遥けき常総路へ
 
 

茨城県は東京の隣だと思っていたがそうではなく、埼玉県あるいは千葉県を経るのである。上野駅を起点とする常磐線(現在は多様化している)を使うので親しみやすく何人もの友人がいる。しかし友人たち一人一人の居住地をよくよく調べてみると、同じ茨城県でも広域にわたっていることがわかった。この度、茨城でも西部に当たる下妻市に出かけることになった。書き仲間との、いえば遠足である。お弁当持参にしたことで遠足感が強まった。
 
なぜ下妻かと言えば、仲間の一人(この教会の先生でもある)の教会を集会場所として使わせていただくためである。しかし下妻は交通の便はいいような不便なような、つまりかなり遠方である。わりに近い位置にある私でさえ、苦心した。茨城県には、筑波学園都市の発展に伴って「つくばエクスプレス」が走るようになった。東京の秋葉原からつくばまでである。これが大動脈になった。これは私にとって大変重宝な乗り物である。しかし、下妻は一本では行けない。途中の守谷で関東鉄道に乗り換える。関東鉄道はさすがに単線ではないがローカル線の見本のような鉄道である。つくばエクスプレスは最高速度130キロ、自動列車運転装置 (ATO) による自動運転を行う最新の乗り物である。それがのどかな田舎を走る、そのアンバランスがおかしいほどである。
 
関東鉄道下妻駅の隣の「大宝駅」で、まずは紫陽花で有名な大宝神社アジサイ園に寄った。この駅は無人駅であった。神社の裏山に紫陽花が空を覆う大樹に交じってそこここにのびのびと花を咲かせていた。300種類もあるという。アップダウンの一山を巡った。
 
大宝駅から下妻へ一駅を乗って、駅前からタクシーで友人の教会へ向かった。すでに正午を過ぎていた。早速、めいめいが思い思いに持参した昼食をいただいた。先生がサラダやおつゆを用意してくださり楽しい午餐となった。
 
さて、そのあと二時間ほどは予定通り集会のプログラムに従って進めた。まずは友人は(今は牧師先生、ここに教会堂を建て、牧師として主の働きに熱闘する宣教の器である)が、今日までの半生を証しされた。献身の証しと献堂武勇伝である。先生とはとは、30年も前から主にあっておりおりにお付き合いをしてきた、かけがえのない親友である。この地には教会堂の立つ前から何度か訪れており、姉妹のビジョンを聞きともに祈りを重ねてきた。
 
その後、参加者一人一人が近況やら手がけている働きやらをじっくりと語り分かち合った。
会堂の周辺には緑があふれ、紫陽花があふれ、外へ出れば見渡す限り畑が広がり、果てしなく空が広がっていた。こうした中にいるといつのまにか心も広がって行く。今回は老老介護の3人の姉妹が欠席された。老親介護真っ只中の2人の姉妹は、やりくりがついて参加できた。一息つけたそうである。親の介護が終わって何とか参加できる私など常連は、いまや介護予備軍であり、その束の間を泳がせていただいている。
 
帰途は筑波山を真ぢかに見上げながらつくばに出てエクスプレスに乗った。筑波山は子どもの頃、遠足で登った思い出があるがその後はご無沙汰である。この山は、冬のお天気の良い日には御茶ノ水の高いビルからも見える。姿も長い裾野がしなやかで美しい。
 
距離も時間も短かったわりにははるばる遠路を旅したような満ち足りた一日であった。一人一人の物書くスピリットが刺激され、明日の働きに繋がることを願い祈った。

 

 
 

 

 

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  • 2017.04.18 Tuesday
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