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2015.05.25 Monday

日々の風から 友の詩文から

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    日々の風から 友の詩文から
     


    85歳になる親しき信仰の友から小さな冊を手渡された。折々にパソコンで清書した短文を綴っては簡単にホチキスで止めた30ページほどの詩文集である。小さな集いでお顔が会うと、必ずにこやかに寄って来られて差し出すのである。寡黙で目立つような言動はないが、年齢にふさわしい風格のにじみ出る存在である。しかし、内側には30年ほど前にお会いしたとき変わらない火が燃えている。消えない火である。イエス様への愛と書斎仕事、つまり読書と執筆への熱い炎である。

    85歳と言えば長寿には驚かない現代でもれっきとした高齢者ではないか。私は、身近な人だけによりいっそう友の生き方、歩み方に敬服している。
     

    いただいた冊子からまるで独り言のような友の声が聞こえてきた。
     
    【病気】
     
    神さま
    インフルエンザにかかって
    何日か
    不自由な日々を
    送りました
     
    なにしろ
    85歳です
    寝込んでも不思議ではありません
    でも
    毎日
    起きて
    いつもの通りの生活を
    続けました。
    こんな思いをするのは
    何年ぶりでしょうか
    妻が召天してから初めてです
     
    だから
    不安なこころもありました
    このまま
    召されるのかな と
    でも
    まだまだ
    やりたいことが
    残っています
    ここで中止するわけにはいきません
    だから
    イエスの手を
    いやしを
    お願いしました
     
    二週間たって
    いつもの生活に戻った思いがしました
     
    さあ
    あなたにやくそくしたことを
    しなければなりません
    うそはつけません
     
    いつものように
    いつもの学びを
    いつもの想いを
    展開しなければなりません
    やりたいことを
    しなければなりません
     
    わたしの
    行く道を
    あなたの光で
    照らしてください
    ただ
    信じる道を
    歩かせてください
    ゆっくりした歩きですが
     
     
    【おしゃべり】
     
    神さま
    わたしは
    どのくらい
    おしゃべりしているでしょうか
     
    わたしは
    7時間 寝ています
    だから
    起きている時間は
    17時間です
     
    そのうちには
    食事や
    家事や
    勉強や
    試作や
    遊びの
    時間があります
     
    でも
    一緒にいる息子と話すのは
    一日
    そうですね
    一時間?
    いいえ
    30分
    そんなにありません
     
    15分
    そんなものでしょうか
     
    短すぎますが
    でも
    あんまり
    話すことはありません
     
    ましてや
    他の人と話すことは
    儀礼的なことが多いだけです
     
    だから
     
    夕方
    大きな声で
    下手な歌を
    20分も
    歌っています
     
    誰にも
    遠慮せずに
    大きな声を
    出して
    歌っているのです
     
    ほんとうに
    おかしなことです
     
    でも
     
    考えてみたら
    一番長く
    お話をしている人がいました
     
    あなたです
    あなたには
    なんでも話せます
    人には言えないことも
     
    何時間でも
     
    だから
     
    わたしは
    おしゃべりかもしれません
     
    こんな詩文が6つほど綴じられていた。85歳とは、私にとって3000m級の剣峰を2つも3つも越えねばならない地点である。そこへ到達できるかなどは考えることではないが、可能であっても友のような日々を送れるか、はなはだ心もとない。しかし、身近な手本に勇気をいただき感謝して、友の足跡をたどって行こうと思う。
     
     
     
     
     
     

     
     
     
     

    2018.06.19 Tuesday

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