人生の逆風の中で見つけた希望の風を、小説、エッセイ、童話、詩などで表現していきます。

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天の星のように―母エバから母マリヤまで 美しき姉妹たち
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銀(シルバーエイジ)の風から 自分ではわからない
 

 思い返せばこのカテゴリー、銀(シルバーエイジ)の風では、介護していた母のことを書いてきた。その母も天に帰ってしまい、早や二年半が過ぎた。いまでは、我が家で最年長は私なのだ。長女ファミリーは時に笑いを込めて私を《長老》という。

 

10年、20年といっしょに活動してきた仲間たちが老いてきている。老いの様相には個人差があり、形も種類も違う。外見では、年のわりには若く見えるとか、年相応だとかなんとでも言えるが、さて、問題は中身である。

 

身体内部の初期の老いの特徴は自分ではわからないの一言に尽きる。

持って回ったいい方で申訳わけありません、早く言えば、遠耳と認知症です。

耳が遠くなることについてですが、最近とみに家族に言われるのです。

お母さんの部屋の電話が鳴っているわよ、聞こえないの。

さっきから何度も呼んでるんだけどーーー などなど。

聞こえて初めて自分の現実になるのだが、その前の部分で他の人がどれだけイライラしたか、ある種の努力をしたかなどはいっこうにわからない。

 

認知症はどうだろう。まだ自分にはその徴候があるとは思ってもいないのだが、(そこが問題だと言われると返す言葉もないが)身近に、公式に認定されている人や明らかな予備軍、灰色の予備軍がちらほらとおられる。しかし、その症状は認定されている人も予備軍も、自分ではまったくわからないのだ。わからないから当人は暢気なものである。気にもしていないから愉快といえば愉快だが、困ることが多い。

 

灰色とまでは言えない認知予備軍と遠耳がミックスした老人世界の現象はすさまじいものだ。勘違い、聞き違い、自己流判断、記憶喪失などでごった返している。みんなで一つのことをするのが容易ではない。だから、リーダーは体力も、知力も、特に忍耐力に富んだ中年がいい。もっと若くてもいい。

 

菅さんの後はぜひ若い人にお願いしたい。思い切って若い人に。頭の回転も歯切れもいい若い人にお願いしたいものだ。自分の老い振りがわからない人は困ります。

 

 

銀(シルバーエイジ)の風から : comments(2) : - : kibounokaze :
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コメント
同感です。

お耳、そうなんですか。ちょっとショックです。
私にもなんとなく自覚がありますが。

実家のベルはジャンッ!! と、鳴り響き、電話機も増幅装置つきでした。
| 美雨 | 2011/06/08 5:07 PM |
もちろん目も足腰も、同じレベルでしょうが、若いときとは違いますよ。神様のくださった自然的老いというものでしょう。それにつれて話す声が大きくなるらしいです。大きすぎるって、また注意されます。身内は厳しいけど、自分ではわからないところを気づかされます。やれやれーーーですが。
| 美雨様へ | 2011/06/09 8:04 AM |
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