聖書の風から 詩篇を愛して 我が祈りとしての詩篇119篇 その19

  • 2010.03.17 Wednesday
  • 20:52
 

詩篇119篇は22の段落から成っています。今回はその16番目です。

 

第16段 アイン

 

 119:121 私は公正と義とを行いました。

  私をしいたげる者どもに私をゆだねないでください。

 なにか問題が起ったとき、感情は激し、義憤が高まり、自分の言い分を前面に出したくなるが、神様が見ておられることを思い、努めて自分を制し、神様のおしえに則って正しく振る舞ったと、詩人は言う。人生を信仰の戦場と意識するキリスト者の多くは、神様の御前に詩人と同じことが言えると思う。だからこそ、襲いかかる難問の餌食にしないでくださいと祈らざるを得ないのだ。

 

 119:122 あなたのしもべの幸いの保証人となってください。

  高ぶる者どもが私をしいたげないようにしてください。

 神様御自身が前面に乗り出して保証人になって欲しいのである。損になっても善をなそう努力するのだから、神を知らない悪者の自由にさせないでくださいと、詩人はなおいっそう強く嘆願の祈りをささげずにはいられないのだ。

 

  119:123 私の目は、あなたの救いと、

あなたの義のことばとを慕って絶え入るばかりです。

 神様に近づいていくと、願い事への祈りはもちろんだが、それが次第に質的に変化してくる。神様への信頼に加えて神様への情愛が高まってくる。それは人間同志の間に燃える愛に似ている。人格的交わりへの高まりと言えるのではないか。端的に言えば、主よ、あなたを愛します、なのである。

 

 119:124 あなたの恵みによって あなたのしもべをあしらってください。私にあなたのおきてを教えてください。

 神様が私を扱ってくださる理由は、こちら側の善ではない。私が神様に対してよくしたから神様がご褒美をくださるのではない。ただただ一方的な恩寵である。恵みである。恵みによってあしらわれるとき、不安はない。詩人は主のみ衣にすがりつくように恵みによる扱いを求めている。そしてさらにみこころを教えてくださいと願っている。

 

 119:125 私はあなたのしもべです。私に悟りを授けてください。

そうすれば私は、あなたのさとしを知るでしょう。

 私がどんなに足りなくても、弱く醜くても、心はどこにも向いていない、心底からあなたのしもべですと言い切れる確信と純真さは失ってはならないと思う。これはまごころからの信仰の告白ではないだろうか。そして主人であるお方へ大胆に真理を求めていくことで、自分もさらに深い真理を会得することが出来るのだろう。

 

 119:126 今こそ主が事をなさる時です。彼らはあなたのおしえを破りました。

 この節から詩人の心が立ち上がったように思う。なにか大事件が起きたのだろうか。主が決着をつけてくださらなければどうにもならないと切迫した思いに駆り立てられている。

 何よりも彼らは公然と神に背き、自分の義を通すために神様の教えを足蹴にしているのだ。神様の領分を侵しているのだから、神様に解決していただくしかない、詩人は断固として主に迫っている。

 

 119:127 それゆえ、私は、金よりも、純金よりも、あなたの仰せを愛します。

 神様の教えを破り、神様に敵対している者たちを見るにつけ、自分だけは何にも勝って主の言われることを守りたい。どんなに価値のある物にも勝って、慕い、愛したいと、詩人は奮い立って強く自分に言い聞かせ、また主のみまえに告白している。

 

 119:128 それゆえ私は、すべてのことについて、あなたの戒めを正しいとします。私は偽りの道をことごとく憎みます。

 前節に続けて、詩人は、それゆえに、と繰り返しながらたたみかける。生きていく途上のあらゆる場面で主の教えを正しいとし、決して悪や偽善に惑わされまい、罪に負けまいと敢然として胸を張るけなげな詩人の姿が見えてくる。

 

 

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