旅の風から いずこも同じ梅雨寒の空

  • 2019.07.18 Thursday
  • 14:58

いずこも同じ梅雨寒の空

SLに出会う

 

旅とは言えない外出である。新幹線や特急に乗ればこれはもうれっきとした旅であろう。たまに車に乗せてもらうこともあるが。最近はいわゆる観光旅行のチャンスがない。自分から計画を立てて友を誘うこともしていないし、誘われることもなくなった。高齢の故であろう。と言っても、旅心が消えたわけではない。旅の風はそよいでいる。弱風になったかもしれないが。ときどき折りたたんだ旅の翼がむずむずすることがある。その時は、いつでも歓迎してくれる2か所へかわるがわるに飛んでいく。今回は上州路である。

 

ツバメの巣に出会う

 

今回はお天気具合もチェックしない。先方と私の都合の良い日を最優先した。これがなかなか合わない。こちらは旅気分でもあちらは活動のさなかが多い。梅雨空を承知で出かけた。ごく軽装である。ふだんのバックと薄い手提げ袋一つである。リュックばやりであるが、背中がうっとうしい気がした。手に持つのもつらいものがあるが、そのくらいは我慢しなければならない。バスに乗り電車に乗り換え、新幹線ホームに行く。たどり着くと言いたいくらいそれだけでもハードになってくる。まして一人旅。勘違いも多くなるから、切符とホームの表示を食い入るように何度でも見て確認する。老いてしまったものだ。

 

幸い、大雨はなかったが、いずこも同じ梅雨空である。そして梅雨寒である。今年の梅雨は気温が低い。どことなく冷えを感ずる。妙義の山の頂上はけぶり、浅間は見えなかった。

日々の風から 歴史散歩 荻野吟子終焉の地再訪

  • 2019.07.11 Thursday
  • 10:00

 

日々の風から 歴史散歩 荻野吟子終焉の地再訪

 

 

 

 

歴史散歩と言っても遠方に行くのではない。時代も明治初期だからたかだか150年ほどに過ぎない。ここ数年、維新前後のクリスチャンで偉業を成し遂げた女性たちに惹かれているが、最初に心に入ってきたのは荻野吟子女医である。いくつか本を読み、実際に活動した地を踏んだ。遠くは北海道まで行った。そして私なりの視点で吟子を眺め、私なりの吟子像が生まれ、育ち、小さな一冊になった。

 

次は若松賤子を愛した。アメリカの女性宣教師に育まれ、英語で寝言を言うほど英語力に強く、文学能力も高く、小公子を最初に翻訳した。彼女を訪ねて会津若松まで旅した。こちらも冊子ができた。

 

昨今もある女性に魅力を抱いている。私の体内に宿っているというべきだろう。だが遅々として成長しない。作品として誕生させる力がない。母体が弱くなっている。心は熱っすれど肉体は弱い。日の目を見ないかもしれない。

 

荻野吟子は間もなく映画化されるという。社会派の女性監督山田火砂子女史が先頭に立っていると聞く。吟子は艱難困難の波にもまれながらも、ぶれずに初志を貫徹して、明治政府公認第一号の女医になった。その波乱に富んだ人生は映画化するにはぴったりだと思う。

 

吟子終焉の地が、我が墨田区なのだ。以前にもブログに書いているが、その場所を再訪してみた。吟子のことが忘れられない。ふと、思い出す。最近も、あの場所に立ってみたいと何度も思った。北海道後志半島の瀬棚町で長く暮らした後、老いて病の身で帰ってきた。しかし、女医第一号として華々しくデビューした本郷の地へはあえて戻らず、隅田川を越した掘割の川岸に医院を開き、付近の住民を診ながら幾年かを暮らしたという。患者たちも吟子が不朽の偉業を成し遂げ、名声を得た人だとは知らなかったという。そのつつましやかな生き方が心に染み入る。

 

梅雨空が低く垂れこめる日、私は源森橋のたもとにしばらく立ち止まって、区の教育委員会が設置した説明板に見入った。前回と全く同じ物である。スカイツリーが手に取るように間近に聳える有名スポットなのだが、吟子の記念地に立つ人はいない。その一角だけがひっそりと静まり返っている。時が逆流していた。その雰囲気がたまらなくいとしい。

日々の風から 今年後半の風はどこから吹くのか

  • 2019.07.06 Saturday
  • 13:20

日々の風から 今年後半の風はどこから吹くのか

 

台湾へ、若者伝道の奉仕に参加していた孫が無事に帰国しました。少人数のグループだったので、仲間たちとの数日の共同生活も楽しく有意義であったようです。台湾はすぐ隣とはいえ、気候も、文化もちがうので体調が狂ったり戸惑ったりと、異文化体験ができて、よかったのではないかと私は強く思います。まさに「百聞は一見に如かず」の典型でしょう。話を聞いたり、空港に行くと、すぐにでも飛び立ちたい思いに駆られますが、さてさて、そうもいきません。これからは送り出すことが多いかなと、うれしいけど、ちょっと寂しい気分です。

 

今年も後半に入り、教会や係わる組織の行事を考えると、かなり密です。それに参加し、担当をこなし行くだけでも体力、能力を要します。主に支えられて果たしていきたいです。一年ごとに高齢の坂を上りゆく我が身です。今の自分の持ち分、責務を果たすのは当然ですが、自分自身を客観的によく知り、見極めていきたいと常々思います。

 

このところ、親しい友人知人の身の上にかなり厳しい現実がのしかかっています。ご自身が老いによる障害や思わぬ難病、また、お子様方が大きな病に襲われ、あるいは90歳を超えたご両親の最終段階の介護に心身を痛める方々もおられます。私にできる唯一のことは祈ることです。また知人たちも祈ってほしいと言ってきます。みな、祈りの力と恵みをしっているからでしょう。

 

神様から預かった最大の宝、武器である祈りに、老いてますます励みたいと願います。今年後半の希望の風は、祈りから勢いよく噴き上げることでしょう。

 

 

日々の風から 今年も半分が過ぎて

  • 2019.06.30 Sunday
  • 16:01

日々の風から 今年も半分が過ぎて

 

 

 

いつもいつも日時を気にし、月日を確かめ、季節、気候に目を留め、年月を思う。時の中に時間の中に生きているのだなあと思う。そして、今日はこの一年のど真ん中である。前半が終わり明日からは後半に入る。その境目の日である。感慨は深く重い。

 

毎年のことながら、後半に入ると時のスピードに拍車がかかる。間もなく訪れするはずの真夏の暑さと戦ううちにも、秋との交代劇は見事なものである。秋になると教会はイベントが目白押しである。祈り、奉仕し、楽しんでいる間に、クリスマスに突入する。

 

昨日は、孫娘が成田から台湾に旅立った。数名のグループとともに。教会行事、小学生キャンプの奉仕である。この教会は日本人宣教師が係わり、一つの群れが生まれた。そこの若者たちとの学びや交わりに参加するのだ。木曜までのわずかな日数なのに、大きなスーツケースを曳いていく。見送りに行った。久しぶりの成田空港である。

 

グループは中年のリーダー2名を含めて総勢7名。すべて女性である。みなが海外滞在あるいは旅行経験者のせいか緊張感がない。なかなか頼もしい。飛行機は格安チケットとかで、機内では食事はおろか一滴のドリンクもなしだそうだ。みな、心得ていて、空港内のコンビニでおにぎりやパンを買っている。飲み物は出国ゲイトを通り中に入ってから買うそうだ。まるで、いつもの町中にいるようだ。これでは緊張感はない。これがグローバル化の一風景かと思う。また、外国人の多さにも驚かされる。往年の空港とは違う。

 

空港に来れば必ずや旅ごころがうずきだす。うずきだしても高齢の壁の前ではやり場がない。静まるのを待って、祈りをもって一行を送り出し、数日間祈りに徹し、また迎えに来たい。

 

若者たちがどんどん成長していく。巧みに外国語を使い、それも一つだけでなく、二つも、三つも操れる人も少なくない。世界はどんどんインターナショナル化していく。狭い料簡で争っている場合ではない。オール地球で行かねばならないだろう。

 

日々の風から 終活あれこれ

  • 2019.06.25 Tuesday
  • 21:29

日々の風から 終活あれこれ

 

 

ある集いの分科会で、「教会における終活について」というグループに参加してみた。なにか珍しい発見や情報が得られればとの下心もあった。15ほどの教会の兄や姉と一緒になった。リーダーの設問に従って、求められる事柄にコメントしていった。まずは、あなたの教会には墓地がありますか、墓地規定がありますか。墓地委員会がありますかであった。一つの生まれたての教会以外はすべての教会が自分たちの教会の墓地を所有し、そこに召された兄姉の遺骨を納め、毎年召天者記念礼拝をおこない、また墓所で墓前礼拝を持っている。我が教会もそれ例に漏れてはいない。墓地に葬るための費用も規定があり、墓地を維持管理するための委員会も(役員会が兼務)ある。どの教会も同じようであった。教会員以外の方の納骨はいかがかとの設問には、教会員の肉親ならOK、一親等は無条件で、その他は現教会員との関係や事情によるとの答えもあった。

 

次に教会で「終活」にどのように取り組んでいるかとの設問があった。終活セミナーを行っているか。エンディングノートは作成しているか。などなど。実は私はそれに興味があったのだ。しかし、セミナーをした教会が2、3あったが、どの教会もこれからの課題ですというにとどまった。セミナーやエンディングディングノートは、キリスト教式専門の葬儀社が資料やノウハウを持っていることを知った。キリスト教の葬儀社はほとんどクリスチャンが聖書に基づく信仰や考えで事業している。

 

話はいつしか葬儀に行ってしまった。設問にはないのに、葬儀の話に花が咲き、とどまるところを知らなかった。かつて教会では、前夜式(お通夜)と告別式を2日間にわたって行うのが普通だったが、近年は告別式だけになり、最近は教会堂を使わずに、牧師に司式をしていただいて家庭または葬儀会館で少人数での家族葬が多くなった。ごく最近では、直葬といって、病院から直接火葬場で儀式をするという。それが一番いいと力説する方々がおられた。

 

短時間の分科会なので少々不満足であったが、各教会での「終活」のおよその実態が分かった。いずこも同じ〜〜ということらしい。今思案中であるが「終活」とはなんのことだろう。人生の終わりの活動、人生の最期を有意義に過ごすための活動のことだろうか。教会の終活に特化して考えてみたい。教会は死と死後の問題には聖書から明確な答えを持っている。いわば「終活」は教会の専売特許ともいうべき得意分野ではないか。お墓とかエンディングノートとか葬儀など、目に見える形はさておき、最期の時代を心豊かに楽しく過ごすための活動を啓もうし宣揚するのが教会の中心的「終活」ではないだろうか。では、具体的のどのようなことと取組んだらいいのだろうか。そんなことを今考えている。

 

 

日々の風から 歴史散歩・喰違坂へ

  • 2019.06.18 Tuesday
  • 15:36

日々の風から 歴史散歩・喰違坂へ

 

 

 

近いところを歴史散歩しています。最近は鹿鳴館跡や、西郷隆盛と勝海舟の江戸城明け渡し会見の場の跡地にも立ってみました。梅雨の晴れ間には岩倉具視暗殺未遂事件の起きた、四ツ谷の「喰違坂」も見てきました。友人で、赤坂、四ツ谷周辺は目をつぶっても歩けるほどの姉妹が先導してくださいました。方向音痴、地図苦手、臆病な私、あるのは行きたい願望だけなのですが、私の弱点をすべてカバーできる人を神様は送ってくださいました。姉妹はスマホも片手に握って、こっち、こっちとまるで幼子の歩行練習のようです。

 

明治維新の元勲と呼ばれ、維新十傑の一人である岩倉具視は明治7年、征韓論の反対派から襲撃されます。1月14日の夜、遅くまで仕事をしていた具視は、馭者の曳く馬車に乗って帰宅の途上、暴徒に襲われますが、とっさに車から飛び降り、喰違坂付近の内堀に落ち、軽傷で済み一命をとりとめます。暗殺は未遂に終わったのです。具視は暴徒が去り、救助隊に見つけられるまで、寒中の堀の水の中に身を潜めていたそうです。よくぞ助かったと思います。そのあたりを歩きました。人通りもなく、草木が生い茂り、説明板辺りは、まるで時代がスリップしたようで、刺客たちが飛び出してくるような気がしました。その後の明治11年、同じ征韓論反対派だった大久保利通は、赤坂紀尾井坂で暗殺されます。清水谷公園と呼ばれる小さな一隅に大きな碑が立っていました。

 

 

そこからすぐのホテルニューオータニの中の小さなお店で一息つき、私は永田町から半蔵門線に乗り帰路につきました。行きはJR四ツ谷で下車しましたが、どのようにめぐって永田町になったのか、自分のたどった道を正確に地図で確かめねばと思っています

ここは迎賓館

日々の風から パソコン君は退院しました!

  • 2019.06.12 Wednesday
  • 22:22

 日々の風から パソコン君は退院しました!

 

 

思い出せば前回の故障は三年前の3月のことでした。このくらいの期間でトラブルが襲ってくるようです。用心しなければと思います。何が来ても困らないようにバックアップだけは万全を期しておかねばならないのは常識なのでしょうが、私は非常識〜〜〜。

 

作業が完成してからと思って、ついつい、途中のものはそのままにしてしまいます。ところが、一番必要なのは今手掛けている最中のものなのです。そんな当たり前のことも怠って、今回もひやひやしました。修理屋さんがていねいに扱ってくださって、およそのデータは無事でした。

 

しかし、およそなのです。私の悪い癖で、デスクトップに張り付けているものがあります。

そのデータも集めてくださったのですが、いくつか取りこぼしがありました。ちょっと残念ですが、自業自得、根気よく復元してみます。まるで、洗濯物を干しっぱなしで夜を過ごしてしまった、怠慢主婦のようです。お恥ずかしい限りです。

 

すべてを超えて主のあわれみをいただきました。秋葉原の修理屋さんに運び込んだり引き取りに行ったりを、いつもは家にいないはずの孫や娘や婿さんが居合わせて、してくれました。私一人だったらどうにもならないし、余計に日数がかかったでしょう。予定していたより早く戻ってきました。また、係わっている奉仕が終わったばかりで次の準備には多少間があるので、安心して休めました。

 

娘のところにネットなしの古いノートがあったので繋いでもらい、懸案だった作品に集中できました。久しぶりに一日中、一つの文書だけに取り組めたのは近頃珍しい体験でした。

時には外界と遮断して、集中することが必要だと、つくづく思い知らされました。よい体験を与えられたのです、忘れないようにしなければと思います。すぐに元の木阿弥に戻ってしまう愚かしさから抜け出さねばと言い聞かせています。さて、この経験を生かした賢い生き方ができるでしょうか。私自身の問題なのですが。

パソコン故障しました。

  • 2019.06.05 Wednesday
  • 11:21

 

 

パソコンはこのところ順調でした。

しかしいつまで続くかとかすかな不安風を感じていたのです。

ところが突然にアウト!。

いちばん必要な進行中の作業はバックアップしていません。

さあ、どうなるか。戦闘開始です。

これはガラホからたどたどしく書いています。

どんな状態で反映されるのか予想もつきません。

近日中には復活できると希望を持っていますが。

希望の風はきっと吹いてくれます。

 

 

日々の風から 5月も往ってしまうのか

  • 2019.05.30 Thursday
  • 12:46

 

さつきの薫風と新緑を楽しんでいたら、突然真夏がやって来て、大あわてをした。衣服もまだ春のものである。真冬のコートこそ整理したものの、真夏のものは整えていない。でも、全てが暑苦しい。大急ぎで取り出す始末である。寝具もしかりである。扇風機にも登場してもらった。いつになく季節の歩みが乱調であり番狂わせである。

 

教会では面白い光景が展開する。90歳近い老姉は冷房を入れると寒い寒いと言われ、上着をまとい、襟元にはショールを巻く。反対に中年男性たちは暑い暑いとエアコンの温度を下げる。暑がりの人、寒がりの人、年齢によっての感じ方も違うのだ。大勢の人々が一様に快適に過ごすのは難しい。私はどちらかと言えば寒がりである。冬の寒さには最近は特に弱くなった。かといって、かつては夏女だからと豪語して暑さをものともしない時期があったが、今や昔日の強さはどこへやら、日差しを見ただけで家の中に引っ込んでしまう。

 

かくして、異常な暑さを抱きかかえながら5月も去っていく。この月はいつもより世相の映像に時を奪われた。天皇の代替わり風景や、直近では初の国賓トランプ夫妻をお迎えしての行事を楽しく観た。雅子皇后が優雅にお客様をお迎えする姿がうれしかった。長く病んで不本意な年月があったと思うと、それだけで胸に迫るものがある。

 

旅の風から 新緑降る中へ

  • 2019.05.20 Monday
  • 09:05

旅の風から 新緑降る中へ

 

 

 

 

 

5月も早や下旬に入る。あの歴史的10連休も終わって、日本中が日常に戻ったので、高齢者が街歩きしてもお邪魔にはなるまい。そんな意味づけをして、中央本線あずさ号に乗った。春に秋にと訪問する親しき友人宅にお邪魔することになった。目当ては新緑である。桜もいいけどその時は行けなかった。次は新緑である。生まれたばかりのあの柔らかな若葉の真ん中にいたいと、その一念である。山々が接近する甲斐路は巨大なグリーンボックスだ。

 

友人宅の周辺の林や庭の樹木はさしずめ新緑の箱である。そこに入ると、緑は上から降ってくる気がする。風に吹かれて樹の花や小さな葉が霰か雹のように降ってくる。樹も花も草も地から上へと向かうが、上から、空から、天から、神様のみもとから、地上に向かって降り注がれるのだ。と実感である。思わず知らず主への感謝と賛美があふれる。

 

 

 

庭の一隅にしつらえた木の椅子に座し、お茶を啜った。とたんに耳が開いたのか、鳥たちのさえずりが不規則に聞こえてくる。鶯の声だけは聴き分けられる。愛好家なら鳴き声で鳥の名をすぐに並べるだろう。かなりの種類の鳥たちが乱舞している。この光景を忘れてはならないと、目を見開いて凝視し、頭にも力を入れて記憶に努めてみた。緑少ない自宅に戻っても、しばらくは楽しめるだろう

 

 

 

 

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